robocopyでコピー先フォルダが見えない

robocopy コマンドを使用してフォルダをコピーした際、コピーは完了しているのにコピー先のフォルダが見えないことがあります。

ここではフォルダが非表示になる原因とフォルダを表示する方法について説明します。

 

1. フォルダが非表示になる原因

robocopy のコピー元が NTFS ドライブのルートフォルダである際に起こります。通常 Windows がインストールされているシステムドライブはCドライブであり、ほとんどの場合 NTFS でフォーマットされています。

 

NTFS ドライブに「システム属性」や「隠し属性」が設定されている場合、robocopy によってコピー先のフォルダにそれらの属性がコピーされることでフォルダが見えなくなってしまいます。

 

2. コピー先フォルダを表示する方法

attrib コマンドを使用してファイルの属性を削除することでコピー先フォルダを表示させることが可能です。

attrib -S -H <コピー先フォルダパス>

-S はシステム属性を削除、-H は隠し属性を削除するオプションです。

上記の attrib コマンドを robocopy コマンドの後に実行することによって、コピー直後非表示になっていたフォルダを表示することができます。

 

まとめ

NTFS ドライブのルートフォルダを robocopy する場合、システム属性や隠し属性がコピーされることでコピー先のフォルダが非表示になります。

robocopy コマンド実行後、attrib コマンドで属性を削除することでコピー先フォルダが表示されます。 

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