AzureVMの動作が遅い、応答時間が長い、アプリケーションの処理速度が低下しているといった場合は、まずAzure Monitorを利用してどのリソースがボトルネックになっているかを確認します。
確認すべき主な項目は以下のとおりです。
・CPU使用率
・メモリ使用状況
・ディスクI/Oおよびディスク待機時間
・ディスクIOPS
・ネットワーク送受信量
・ネットワークエラーや遅延状況
まずCPU使用率が継続的に高い場合は処理負荷の増加が考えられます。また、メモリ不足が発生するとスワップによる性能低下が発生することがあります。ディスク関連のメトリックでは、待機時間やIOPS上限への到達状況を確認し、ストレージ性能が不足していないかを調査します。
Azure MonitorのVM Insightsを利用すると、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの利用状況を一元的に可視化できます。パフォーマンス低下が発生した時間帯とメトリックを照合することで、原因の切り分けに役立ちます。
原因に応じた対処方法としては、以下が挙げられます。
・VMサイズの変更によるCPU・メモリ増強
・Premium SSDやPremium SSD v2への変更
・アプリケーションの負荷分散やスケールアウト
・不要なプロセスやサービスの停止
・ネットワーク構成や接続経路の見直し
運用上は、Azure Monitorのアラート機能を活用し、CPU使用率やディスク使用率のしきい値を超えた際に通知を受けられるよう設定しておくことを推奨します。これにより、ユーザー影響が発生する前に異常を検知し、迅速な対応が可能になります。
