Azure のルートテーブル(ユーザ定義ルート)には、以下設定があります。

「ExpressRouteゲートウェイ や VPN ゲートウェイ 経由で学習したルート(BGPでの学習ルート)を、このルートテーブルが紐づくサブネットに伝達するかどうか」を決めるものです。
(参考)ルートテーブルのパラメータ
※「ゲートウェイのルートを伝達する」という項目に説明があります。
デフォルトは「はい」(伝達する)という設定となっています。
NWの理解がある人であればこの説明だけで十分なのだろうと思いますが、「いいえ」にするユースケースを2点ほど上げておきます。(これだけでは無いと思いますが、具体的なユースケースを確認すると、理解が深まるかと思います)
1.特定のサブネットからオンプレミスに対して通信させたくない場合
2.「ハブ&スポーク」構成で、すべてのトラフィックを Firewall 経由にしたい場合
です。
「1」は、以下のMSテクニカルサポートのBlogに詳細解説されています。
ExpressRoute にデフォルトルートを広報していてオンプレミス以外とも通信したい場合の構成
「2」は、MSドキュメントに記載があります。
Azure portal を使用してハイブリッド ネットワークに Azure Firewall をデプロイして構成する
「前提条件」の、以下部分です。
「スポーク サブネット トラフィックをハブ ファイアウォール経由でルーティングするには、 [仮想ネットワーク ゲートウェイのルート伝達] オプションが無効になったファイアウォールを指すユーザー定義ルート (UDR) を使用してください。」

日本語の意味が直ぐにはわかり辛いですが、要は、スポークからオンプレへの通信をファイアウォールに強制したいなら、以下2つの方法があるよ、と言っています。
方法 A: ルート伝達を「いいえ」にして、自動ルートを完全にシャットアウトする。
方法 B: ルート伝達が「はい」のままなら、自動で入ってくるオンプレ宛てのIPアドレス帯を調べて、それと全く同じ宛先のFirewall行きルートを、人間の手で1つずつルートテーブルに書き込んで力づくで優先させる。
このうち、方法Aが、「ゲートウェイのルートを伝達する」を「いいえ」に設定するやりかたです。

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