2022年10月に報告された不審メールについて

■はじめに

こちらの記事では各月の月末に、各機関に報告された不審メールやフィッシングメールをまとめていきたいと思います。

弊社では標的型メール攻撃訓練サービスを提供しており、定期的にこちらの記事を更新していきたいと思います。

標的型メール攻撃訓練に関してご質問などございましたら、弊社までご連絡ください。

標的型メール攻撃訓練サービス | パーソルプロセス&テクノロジー (persol-pt.co.jp)

 

■標的型メール攻撃訓練について

疑似的な攻撃メールを送り、URLや添付ファイルを開封したかどうかの調査を行うことを標的型メール攻撃訓練といいます。

訓練を行うことで社員のセキュリティ意識を調査し、そこから従業員への教育を行うことで「人」の強化を行います。

 

■訓練を行う上での悩み

標的型メール攻撃訓練を実施されている企業様も多いかと思われますが、最近弊社には「訓練がマンネリ化してきている」や「どんなメールを送ったらいいかわからない」といった相談が寄せられています。

意味のある標的型メール攻撃訓練を実施するには「最近流行しているメール」と「実際にはどんなメールが来ているのか」を把握しておく必要があります。

標的型メール攻撃訓練では、例えばコロナやインフルエンザといった時期的に開封しやすいメールをお送りしている企業も多いかと思われます。

もちろん時期的に増える攻撃メールでの訓練も、社員に「こういったメールが流行っているので注意するべき」ということを周知する目的では非常に重要なことですが、それはあくまで一時であることをご認識ください。

通年で流行している標的型メールと時期的に増えるメールを交互に継続的に実施することで、より良い訓練になるかと思われます。

自社で訓練を実施している方も、外部に委託している方にも参考になれば幸いです。

標的型メール攻撃訓練の実施でお困りの際は、弊社までご連絡ください。

 

■2022年11月不審メールの傾向

今年も流行している標的型メールのトレンドを、フィッシング対策協議会迷惑メール相談センターに報告されているメールを中心に紹介したいと思います。

今月は実在する公的機関を偽ったメールが多かった印象です。

中身としては、未払いの税金を通知するようなメールが多かったです。

実際に来たメールの文面は以下のようなものとなっております。

金融庁を偽った不審メール

 

財務省を偽った不審メール

 

税務署を偽った不審メール

 

どれも実在する公的機関を偽ったメールとなっております。

さらには署名が無かったりと、細かく見れば不審メールであることが気づけるかと思います。

実際にこういった実在する公的機関からメールが送られてきた場合、焦ってURLなどクリックしてしまうこともあるかもしれません。

ただ、画像ではモザイクがかかっておりますが、差出人のメールアドレスなどは公式のドメインではないことが多い(詐称することは可能)ので注意して見ることが重要です。

 

■最後に

今月のメールはいかがでしたでしょうか。

こういったニュースは、「自分が実際にメールを受け取ったらどうなるか」「開けてしまったらどうするか」をよく考えることが大事です。

添付ファイルやURLは必ず、差出人、メールアドレス、本文をよく確認してから開くようにしましょう。

そして万が一にも開いてしまった場合は、各社のガイドラインに沿って報告しましょう

被害を最小限にすることも重要なポイントです!

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