ストレージアカウントのアクセス層について教えてください。

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特徴

ストレージアカウントのアクセス層はホット、クール、アーカイブの3種類があり、以下の特徴があります。

 

  ホット クール アーカイブ
保存時のコスト
アクセス時のコスト
データ取得時間 1バイトあたりミリ秒数
(最大で要求の処理中に転送される MB 数に 2 を掛けた秒数。)

1バイトあたりミリ秒数
(最大で要求の処理中に転送される MB 数に 2 を掛けた秒数。)

1~15時間
(優先度が高いリハイドレートの場合は最短1時間未満
標準の場合は最大15時間)
データの書き込み、読み込み可否

オフライン状態のため不可
(書き込み、読み込みを実施する場合はリハイドレートで、ホットもしくはアクセス層に戻す必要あり)

データ書き込み、読み込みに対するSLA

99.9%
(RA-GRSの場合、99.99%)

99%
(RA-GRSの場合、99.9%)

なし
(書き込み、読み取り不可のため)

サポートされる冗長性 全て 全て ZRS、GZRS、RA-GZRS以外の全て
早期削除期間 なし

30日
(30日より前に削除すると、残りの日にち分の早期削除料金が発生)

180日
(180日より前に削除すると、残りの日にち分の早期削除料金が発生)

 

使い分け

使い分けとしては、以下となります。

 

  • アクセスが頻繁なデータはホット層
  • アクセスが頻繁ではないが、すぐにアクセスできる状態にしておきたい、且つ、30日間以上保存する目安がついているデータはクール層(30日以前で削除すると、早期削除料金が発生し、コストが増えるため)
  • アクセスはほぼ行わないが、データは残しておきたい、且つ180日以上保存する目安がついているデータはアーカイブ層

 

注意点

注意点としては、以下となります。

 

  • 冗長性として、ZRS、GZRS、RA-GZRSのどれかを取っている場合はアーカイブ層を使えない
  • ストレートアカウントのパフォーマンスレベルをPremiumとしている場合は、アクセス層の選択がそもそもできない

 

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