Officeアドインの紹介 1: 概要編

はじめに

読者が得られる知識

1. 概要 編

    • Officeアドインとはなにか 

2. Excelアドインの作成&配布 編

    • Excelのアドインの作成方法、配布方法 

本記事の目的

1. 概要 編

    • Officeアドインについて知ってもらうこと

2. Excelアドインの作成&配布 編

    • Excelのアドインの作り方や配布方法を知り、
      (作業の自動化等なにかしらの)アイデア実現の選択肢として認識してもらうこと
Officeアプリのアドインについて紹介します。
全2回を予定しており、構成としては以下のようになります。
  1. 概要 編 (※本記事です)
  2. Excelアドインの作成&配布 編
Officeアプリのアドインとは
Word, Excel, PowerPoint, OneNote, Outlook等の
Officeアプリケーションに拡張機能を追加できる機能となります。
 
アドインではアプリケーション内の要素の操作が可能なため、
情報の取得や、ドキュメントの自動生成等の、任意の処理内容をプログラムで記述することで、
Officeアプリの利便性を向上させることができるものとなっています。
 
アドインの形式にはいくつか種類があるのですが、
本記事では「Officeアドイン」形式を紹介します。

Officeアドインの概要

OfficeアドインはOffice 2013より追加された機能で、
いくつか存在するアドインの形式のなかで、最も新しいものです。
その特徴としては以下が挙げられます
 
  1. Web技術を利用する(例: HTML, CSS, JavaScript ..etc)
  2. クライアントアプリとブラウザ版の両方で動作する
  3. プログラムの安全性が高い
  4. マルチプラットフォーム対応(Windows, MacOS, iOS, Android, ブラウザ)
  5. 組織内への配布が簡単
以下より各特長の説明を記載します。
 
 

1. Web技術を利用する

従来型のアドインを作成する場合、開発言語としてVBや.NET対応言語を選択する必要があり、
開発言語やVisualStudioの習得などに少々ハードルが高い面がありました。
 
OfficeアドインはOfficeアプリの内部ブラウザを実行環境としています。
そのためOfficeアドインの作成には、JavaScript, HTML, CSSなどの
比較的メジャーな技術要素を利用し、それらでロジックの記述やGUIの実装が可能となっています。
 

2. クライアントアプリとブラウザ版の両方で動作する

OfficeアドインはWeb技術によって構成されるWebアプリケーションです。
そのためブラウザ版のOfficeアプリ上でも、クライアントアプリと同様に利用することが出来ます。
 
また、クライアントアプリでは、OfficeアプリのAPIと接続された内部ブラウザが起動し、
アドインが動作する仕組みとなっています。
 
参考ページ:
 

3. プログラムの安全性が高い

VBAマクロや従来型のアドインでは、ユーザーの許可なしにファイル削除等の危険な操作ができてしまいます。
Officeアドインのプログラム実行環境となるブラウザは、サンドボックス的な性質があるため、
ブラウザの領域外へのアクセス(例:ファイル、ハードウェアなど)については、
ユーザーによる明示的な許可が必要か、その操作自体ができないといったセキュアな仕組みとなっています。

 

参考ページ:
サンドボックスの仕組みを理解し、コンピューターの安全性を高めよう[Canonサイバーセキュリティ情報局, 2020.11.17]
エクセルの「マクロ」悪用 元勤務先にウイルス仕掛けた疑いで逮捕[朝日新聞, 2021/09/14]

4. マルチプラットフォーム対応

従来型のアドインでは、WindowsのOfficeクライアントアプリでのみ利用出来ました。
Officeアドインは、Windows, MacOS, iOS, Android, ブラウザでの動作に対応しています。
OfficeアドインはWebアプリケーションであるため、
プラットフォームの差異はブラウザ側で吸収していると考えられます。
これにより、より多くの端末、より多くのエンドユーザーに向けてアドインの配信が可能となりました。
 
参考ページ:クライアントの要件

5. 組織内への配布が簡単

組織にMicrosoft365ライセンスがある場合、Officeアドインを組織のユーザーに配布することが可能です。
 
管理者が必要な作業は基本的に以下の2点のみです。
   1. アドインをホストするWebサーバーを用意すること
   2. Microsoft365管理センターにアドオンのデータをアップロードすること
 
エンドユーザーは、組織のAzureADテナントにサインインさせた状態でOfficeアプリを起動し、
インターネットからアドインのインストールができます。
 

 

おわりに

今回はOfficeアドインとは何ができるのか、従来のアドインとどのような差異があるのかについて紹介しました。

次回の2: Excelアドインの作成&配布 編では、

Excelのアドインのサンプルプログラムの作成と、組織内への配布方法を紹介します。

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