基本的にはできません。App ServiceのFree(F1)では、基盤を他の顧客と共有しているため、自身のApp Serviceのアプリ単体としてのCPU使用率は監視できません。そのため、メトリックとしてもCPU使用率(CPU Percentage)を取得できるものが提供されていないのです。
その一方で、CPU時間(CPU Time)を使用する方法もあります。Free(F1)では、1日あたり、ないし、5分あたりのCPU稼働時間の上限があります。CPU時間は各アプリごと単独で計測されるため、上限に近づく値を記録した際にアラートを発報させることで、Free(F1)であってもCPUの使用状況を監視し、アプリの予期しない停止を未然に防ぐことができます。またSKU変更の目安にもなります。
CPU時間で計測しているのはCPUが使われている総時間、CPU使用率で計測しているのはCPUのスペック上限に対してどの程度CPUが使われているかであるため、厳密には異なる観点でCPUを計測していますが、参考になりますと幸いです。