LV(Logical Volume)の拡張でボリュームを拡張後、ファイルシステムを拡張することで拡張した容量まで利用できるようになります。
拡張手順
1. LVの拡張
下記コマンドでLVを拡張します。
lvextend -L <拡張ボリュームサイズ> /dev/<VG名>/<LV名>
例:
下記例は、/dev/vg01/optのLVを合計で10GBに拡張します。
lvextend -L 10G /dev/vg01/opt
もしくは、追加容量を指定して拡張も可能です。
lvextend -L +<追加容量> /dev/<VG名>/<LV名>
例:
下記例は、/dev/vg01/optの既存LVに追加で8GBを拡張します。
lvextend -L +8G /dev/vg01/opt
2. ファイルシステムの拡張
LVを拡張後、ファイルシステムの拡張を行います。
ファイルシステムによりコマンドが異なります。
ext4の場合はLV名のPATHを指定します。
resize2fs /dev/<VG名>/<LV名>
例:
下記例は、/dev/vg01/optのLV上のファイルシステム拡張を行います。
resize2fs /dev/vg01/opt
xfsの場合はマウントポイントを指定します。
xfs_growfs <マウントポイント>
例:
下記例は、マウントポイントの/opt上のファイルシステム拡張を行います。
xfs_growfs /opt
3.拡張状況確認
下記コマンドでLVサイズ確認を行います。
拡張したLVがコマンド実行した通り拡張されているか確認します。
lvs
ファイルシステムサイズ確認
下記コマンドでファイルシステムサイズの確認を行います。
拡張したファイルシステムがコマンドを実行した通り拡張されているか確認します。
df -h

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