SQL Managed Instanceのデータベースのプロパティ表示でエラーが発生する

SQL Managed Instanceにて作成したデータベースにSQL Server Management Studioで接続し、プロパティを表示しようとした際に以下のエラーが発生する場合があります。

       

原因

自動バックアップによる履歴と手動バックアップによる履歴の不整合が原因です(既知の不具合)。

SQL Mnaged Instance では自動バックアップが取得されており、バックアップ操作の履歴が保存されています。

自動バックアップに加えて、SQL Managed Instance では手動バックアップが取得可能ですので、こちらの取得時にもバックアップ操作の履歴が記載されますが、その際に不整合が発生する場合があります。

この結果、データベースのプロパティを開こうとした際にプロパティを表示させるための内部のサブクエリにてエラーが発生し、プロパティが開けない状態となります。

 

対処

Microsoft社の改修までの間の暫定対処としてバックアップ操作の履歴を削除することで、エラーの発生を回避することが可能です。

■履歴データ削除クエリ例

EXEC msdb..sp_delete_backuphistory @oldest_date = ‘2/24/2023’; 

上記の例では2023/2/24より古いバックアップ操作の履歴が削除されます。

なお、削除されるのは履歴のみでバックアップファイル自体は削除されません。

 

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