こんにちはDXソリューション統括部の村松です。
今回はCitrix Cloud with AVDにおける仮想デスクトップの展開についてお話します。
Citrixでは仮想デスクトップの展開方式として、MCS(Machine Creation Services)、
PVS(Provisioning Services)がありますが、Citrix Cloud with AVDにおいては
MCS(Machine Creation Services)で仮想デスクトップを配信します。(PVS(Provisioning Servicesは使えない)
MCS(Machine Creation Services)はマスタとなる仮想マシンのディスクを複製して、
各仮想デスクトップを展開する仕組みです。
Citrix Cloud with AVDにおいては以下のように展開されます。
またこの展開方式では、コンピュータ名やドメイン識別子などの固有の情報は別途アタッチされるIDディスクに情報が格納されますが、
sysprep(一般化)が行われないため、レジストリに書き込まれたクライアントIDの値は展開された仮想デスクトップで同じ値となります。
そのため、クライアント管理製品等で、このレジストリに書き込まれたクライアントIDを参照する際は注意が必要です。
例えば、WSUSサーバではこのレジストリに書き込まれたクライアントIDの情報を基に
既に登録済みのクライアントか否かを判断しているため、登録済みの仮想デスクトップの
クライアントIDと同じクライアントIDをもつ仮想デスクトップがある場合は、既に登録済みの
コンピュータとみなされ、登録されないといったことが起こります。
そこが知りたいWindows Server Update Services(第1回)
https://atmarkit.itmedia.co.jp/fwin2k/operation/wsusqa01/wsusqa01_03.html
以上 今回はここまでになります。またの機会にお会いしましょう!