Citrix Cloud with AVDにおいて仮想デスクトップはどのように展開されますか?

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

こんにちはDXソリューション統括部の村松です。

今回はCitrix Cloud with AVDにおける仮想デスクトップの展開についてお話します。

 

Citrixでは仮想デスクトップの展開方式として、MCS(Machine Creation Services)

PVS(Provisioning Services)がありますが、Citrix Cloud with AVDにおいてはMCS(Machine Creation Services)で仮想デスクトップを配信します。(PVS(Provisioning Servicesは使えない)

 

Citrix Cloud with AVDにおいては以下のように展開されます。

MCS(Machine Creation Services)はマスタとなる仮想マシンのディスクからスナップショットを取得し、そこからOSディスク生成して、各仮想デスクトップにそのディスク割り当てて展開する仕組みです。

 

 

またこの展開方式では、コンピュータ名やドメイン識別子などの固有の情報は別途アタッチされるIDディスクに情報が格納されますが、

sysprep(一般化)が行われないため、レジストリに書き込まれたクライアントIDの値は展開された仮想デスクトップで同じ値となります。

そのため、クライアント管理製品等で、このレジストリに書き込まれたクライアントIDを参照する際は注意が必要です。

例えば、WSUSサーバではこのレジストリに書き込まれたクライアントIDの情報を基に既に登録済みのクライアントか否かを判断しているため、登録済みの仮想デスクトップのクライアントIDと同じクライアントIDをもつ仮想デスクトップがある場合は、既に登録済みのコンピュータとみなされ、登録されないといったことが起こります。

 

そこが知りたいWindows Server Update Services(第1回)

https://atmarkit.itmedia.co.jp/fwin2k/operation/wsusqa01/wsusqa01_03.html

 

以上 今回はここまでになります。またの機会にお会いしましょう!

 

いいね (この記事が参考になった人の数:2)
(↑参考になった場合はハートマークを押して評価お願いします)
読み込み中...

注意事項・免責事項

※技術情報につきましては投稿日時点の情報となります。投稿日以降に仕様等が変更されていることがありますのでご了承ください。

※公式な技術情報の紹介の他、当社による検証結果および経験に基づく独自の見解が含まれている場合がございます。

※これらの技術情報によって被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負わないものといたします。十分な確認・検証の上、ご活用お願いたします。

※当サイトはマイクロソフト社によるサポートページではございません。パーソルクロステクノロジー株式会社が運営しているサイトのため、マイクロソフト社によるサポートを希望される方は適切な問い合わせ先にご確認ください。
 【重要】マイクロソフト社のサポートをお求めの方は、問い合わせ窓口をご確認ください