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Azureでは、「システムルート」と呼ばれるデフォルトのルートテーブルが自動的に作成されます。
システムルートは作成することも削除することもできません。
システムルートにより定義されているルート情報を書き換えたい場合は、ユーザ定義ルート(UDR)の作成またはBGPルートの広報を行うことによりオーバーライドする必要があります。
自動的に作成されるシステムルートは下記となっています。
宛先 | ネクストホップ | 備考 |
仮想NW内 | 仮想ネットワーク | 仮想ネットワークの アドレス空間内のアドレス範囲間でトラフィックをルーティング |
0.0.0.0/0 | インターネット | 仮想ネットワーク内のアドレス範囲で指定されていないアドレス宛てのトラフィックはインターネットにルーティング |
10.0.0.0/8 | なし | ルーティングされず、パケットは破棄 |
192.168.0.0/16 | なし | ルーティングされず、パケットは破棄 |
100.64.0.0/10 | なし | ルーティングされず、パケットは破棄 |
参考URL:
仮想ネットワーク トラフィックのルーティング – システムルート
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-networks-udr-overview#system-routes