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パーソルプロセス&テクノロジーの郷原です。
ARMには「検証」→「準備」→「コミット」or「中止」といったフェーズが存在します。
「準備」、「コミット」においてもエラーが発生する可能性がありますのでご注意ください。
「検証」を実行することで対象のクラシックリソースがARMに移行できるかどうかが検証され、条件を満たさない場合にはエラーが発生します。
エラーに対処したのちに再度「検証を」実行し、すべてのエラーが解消されるまでこれを繰り返します。
エラーについては以下を参照してください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/windows/migration-classic-resource-manager-errors
「検証」においてすべてのエラーが解消した場合、「準備」を実行することができます。
このフェーズではクラシックリソースがARMに移行された状態となるため、動作確認を行うことができます。
また「コミット」を行うまでは「中止」を実行することで切戻しが可能になります。
はじめに記載した通り、「準備」においてもエラーが発生する可能性がありますのでご注意ください。
具体的にどんなエラーが発生するのか列挙することはできませんが、遭遇したエラーとしてはクォーターの不足が該当します。
vCPUの引き上げについては「検証」実行時にエラーとして表示してくれましたが、パブリックIPの不足については「準備」を実行した段階でエラーとして表示されました。
クォーターは サブスクリプション>使用量 + クォータ にて確認可能です。
もし上限に達しそうなリソースがある場合にはあらかじめ上限の引き上げを推奨します。