この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。
Office365からMicrosoft365へライセンスの付け替えを実施する場合、管理画面からの単純な操作では「既存のライセンス割り当て状態を引き継げない」(※1)といった事態に直面します。ブラウザの管理画面で、Office365からMicrosoft365へのライセンスの付け替え を実施した場合、「Microsoft365の全てのサービスプラン」のライセンスが全て有効となり、アプリ毎の細かいライセンス割り当て情報は反映されません。(Exchange Onlineしか利用できなかったユーザが全てのアプリケーションを利用できるようになってしまいます)Microsoft365管理画面で、ユーザ毎に、手動でライセンス割り当てを設定し直せばもちろん意図したライセンス割り当てを反映できますが、ユーザ数が多い場合非常に手間がかかってしまいます。
こうした状況では、以下サイトのコマンドを利用し、「既存のライセンス割り当て状態」を引き継いだままOffice365からMicrosoft365への移行を実施する方法があります。
上記URLで紹介されているコマンドを参考に、スクリプトを作成することで、「既存のライセンス割り当て状態」を全てのユーザで引き継ぐことが可能です。
実際にはURLで紹介されているコマンドを参考に、一括処理用のスクリプトを作成する必要があります。弊社では「既存のライセンス割り当て状態」を全て維持した状態でライセンスを付け替えるスクリプトを作成して対応しました。お困りの場合は弊社へ是非ご相談ください。
※1:ユーザが利用するアプリをライセンスの割り当てにより細かく制御している場合です。例えば、あるユーザにはOffice365で利用できるすべてのアプリケーションのライセンスを割り当てたり、あるいはその他のユーザにはExchange Onlineのライセンスのみを割り当てたり、
といった場合です。