この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。
Exchange 管理センターから独自ドメインの DKIM を有効にする操作を行った際に、以下エラーが発生する場合があります。
・エラー内容
この構成のCNAMEレコードが存在しません。最初に次の2つのCNAMEレコードを発行してください
ドメインレジストラー側で必要な設定変更を行っているにも関わらず、上記エラーが発生する場合は、PowerShell を利用することで成功する場合があります。
以下より、PowerShell での DKIM 有効化手順をおまとめします。
PowerShell コマンドレットを使用した DKIM の有効化
Exchange 管理センターで対象ドメインの DKIM の 状態が [このドメインの DKIM キーが保存されていません] の場合は 1. を実施します。
状態が [このドメインに DKIM 署名をしません] の場合につきましては 2. を実施してください。
◇ 1. 対象ドメインの DKIM を構成します。
<構文>
New-DkimSigningConfig -DomainName “承認済みドメイン” -Enabled $true
<実行例>
New-DkimSigningConfig -DomainName “contoso.com” -Enabled $true
なお、レコード反映後に [警告: 構成は作成されますが、CNAME レコードが公開されていないため、有効にできません。CNAME レコードを公開したら、Set-DkimSigningConfig を使用してこのポリシーを有効にしてください。] のメッセージが表示された場合には、時間をおいてから下記のコマンドレットをお試しください。
◇ 2. : 対象ドメインに対して、DKIM を有効化します。
<構文>
Set-DkimSigningConfig -Identity “有効化する承認済みドメイン” -Enabled $true
<実行例>
Set-DkimSigningConfig -Identity “contoso.com” -Enabled $true
※参考情報
[DKIM を使用して、Office 365 のカスタム ドメインから送信される送信電子メールを検証する]
https://docs.microsoft.com/ja-jp/office365/securitycompliance/use-dkim-to-validate-outbound-email