Azureにおける同一リージョン内の通信はすべて無料?

同一リージョン内の通信は、一部のケースでは無料ですが、すべてが無料ではありません。
課金が発生するケースと無料のケースが明確に分かれています。


【無料になる通信】
同一VNet内の通信(同じ仮想ネットワーク内のVMやサービス間の通信)は無料です。
VNet Peering(同一リージョン内)で接続されたVNet間の通信も無料です(ただし、異なるリージョン間のPeeringは課金対象)。
Private Endpoint/Private Link経由の通信も、同一リージョン内であればPrivate Linkのデータ処理課金のみで、Azureの帯域課金は発生しません。

【課金が発生する通信】
・可用性ゾーン(Availability Zone)を跨ぐ通信
同じリージョン内でも、ゾーンA→ゾーンBのように異なるゾーン間で通信すると帯域課金(Zone Egress)が発生します。
例:VMがゾーン1、ストレージがゾーン2の場合、VM→ストレージの通信は課金対象。
・Public IP経由の通信
同じリージョン内でも、Public IP(Standard/Basic)を使った通信はインターネット向け帯域課金が発生します。
例:VM同士がPublic IPで通信する場合、Azureの外向き帯域課金(Egress)がかかります。
・Standard Load Balancer経由の通信
Standard Load Balancerを使った通信は、LBのアウトバウンド規則やデータパスに応じて課金されます。
・Azure Front DoorやApplication Gateway経由の通信
これらのサービスを経由する場合、エッジ→オリジン間の通信や転送量に応じて課金が発生します。

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