【2025年10月版】Microsoftクラウド管理を効率化するPowerShellモジュールのまとめ

Microsoftが提供するクラウドサービスは、Azure、Microsoft 365、Microsoft Entra ID(旧Azure AD)など多岐にわたり、その管理には異なるツールやモジュールが必要です。これらのサービスを効率的かつ統一的に管理するため、PowerShellモジュールは重要な役割を果たしています。

 

このブログでは、Microsoft Graph PowerShell SDKの基本的な役割やインストール方法を中心に、Azureリソース、Teams、Exchange Onlineなど、各クラウドサービスを管理するための推奨モジュールを幅広く取り上げます。これらを一元的に活用することで、複雑化するMicrosoftクラウド環境の管理をCLIで効率化することができます。

 

Microsoft Graph PowerShell SDKモジュール

 Microsoftのクラウドサービス全般を統一的に管理するためのツールとなっています。

 廃止されたAzure ADモジュールやMSOnlineモジュールの後継です。

 ★インストール方法

  >Install-Module -Name Microsoft.Graph -Scope CurrentUser

 

 Microsoft Graph PowerShell SDKは、Azure ADやMicrosoft 365のようなID/アクセス管理やエンドユーザー向けのリソース管理に特化しています。

 しかし、Azureリソースの直接管理については機能が制限されています。

 そのため、以下で紹介するモジュールを併用することで、様々な操作をCLIで実現することができます。

 

 

Azモジュール

 Azureリソースを管理する際の標準ツールとして推奨されています。

 ★インストール方法

  >Install-Module -Name Az -Scope CurrentUser -AllowClobber

 

Microsoft Teams PowerShell モジュール

 Microsoft Teamsの管理において推奨されるツールとなります。

 ★インストール方法

  >Install-Module -Name MicrosoftTeams -Scope CurrentUser

 

Exchange Online PowerShell V2 モジュール

 Microsoft365のメール管理において推奨されるツールとなります。

 旧バージョンであるV1モジュールはすでに廃止されています。

 ★インストール方法

  >Install-Module -Name ExchangeOnlineManagement -Scope CurrentUser

 

Microsoft Intune PowerShell モジュール

 Intuneによるデバイス管理やアプリケーション管理において推奨されるツールとなります。

 ★インストール方法

 >Install-Module -Name Microsoft.Graph.Intune -Scope CurrentUser

 

いかがだったでしょうか、これらのモジュールを活用してMicrosoftクラウド環境の管理をよりスムーズに、そして効率的に進めてみてください!

 

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