Q. サクラエディタで開いたテキストデータについて、混在した改行コードを特定のものに統一できますか?
A.できます。
サクラエディタには改行コードが混在している状態で保存しようとすると、自動で統一してくれる機能があります。
改行コードとは、テキストデータ内で改行を指示する特殊な制御文字で、コンピュータがテキストの行を区切る場所を認識するために使用されます。改行コードはOSによって異なっており、以下の3種が存在します。
改行コード | 表記 | OS・環境 | 名称 |
LF | \n | Unix / Linux / macOS(現行) | Line Feed |
CR | \r | 古いMac | Carriage Return |
CRLF | \r\n | Windows | Carriage Return + Line Feed |
1. 今回の例では以下のような改行コードが入り混じったテキストデータをサクラエディタで開きます。

2. データをこのまま保存すると、以下のようなダイアログが表示され、CRLFに統一できるので「はい」をクリックする

3. すると以下のように自動で統一されます。

Q. では、その他の改行コードに統一することは可能ですか?
A. 可能です
サクラエディタでは、開いているファイルに対して規定の改行コードを設定できます。
以下のように「設定」→「入力改行コード指定」の順にクリックし、3つのタイプから1つ選択できます。
1. 改行コードが混在するテキストファイルを再び開き、「CRLF」がデフォルトで選択されているので、今回の例では「CR」に設定を変更します。

2. この設定の状態で編集して保存すると、先程と同様にダイアログが表示され、今度はCRに統一できるので、「はい」をクリックする

3. すると以下のように自動で統一されます。

先程の例では、規定の改行コードがCRLFだったため、ダイアログによって自動統一の対象となったのはCRLFだったというわけです。