BシリーズVMは、通常は低いCPU使用率で運用しつつ、急な負荷増大時には「CPUクレジット」を消費して一時的に高いパフォーマンスを発揮できる、コスト効率の良い仮想マシンです。
MSドキュメントでの説明は以下です。
ここでは、CPUクレジット の仕組みを計算式で具体例を挙げて説明します。
BシリーズVMではVMサイズ毎に指定のCPU使用率が規定されており、その使用率を下回っていればCPUクレジットが蓄積され、上回っていればCPUクレジットが消費されます。
CPUクレジットがどれぐらい蓄積されるのか、どれぐらい消費されるのかは計算で算出可能です。
各VMサイズ毎に定義されている Base CPU performance ですが、BシリーズVMの「CPUバースト」というタブに記載されています。
Basv2 サイズ の ベース CPU パフォーマンス
Base CPU performanceがわかれば、あとは実際の使用率(Percentage CPU)とvCPUの数(number of vCPU)でクレジットが蓄積されるのか消費されるのかがわかります。
例えば、以下、
Standard B4as v2 (4 vcpu 数、16 GiB メモリ) の場合で考えてみます。

Base CPU performance・・・40(%) (上記のMSドキュメント参照)
number of vCPU・・・4 (4vCPUなので)
CPU使用率が100%の場合で考えると、
Percentage CPU・・・100(%)
を当てはめ、計算式は、
((40 * 4) – (100 * 4))/100 = -2.4
となります。
つまり、CPU使用率100%の時は、2.4クレジット消費する、ということになります。
1クレジット とは 1 vCPU が 100% で 1分間稼働できる量
です。上記のサイズのVMで、CPUを100%で稼働させたい場合、2.4クレジットの蓄積がないと稼働させられない、ということです。
Standard B4as v2の場合のCPU消費・蓄積をイメージで言うと
- Base CPU performance(40%:MSによって定義された指定のCPU使用率)は常に使える帯域で、これより使用率が低いとクレジットは蓄積される。
- それを超えた分(最大100%まで)はクレジットを消費して拡張する帯域
となります。
「同じ4 vCPUでも、常時フルで回すとクレジットが減る」「平均的に低負荷ならクレジットが貯まって必要なときにバーストできる」という仕組みになります。

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