Start/Stop VMs v2を複雑な状況でも使いこなせる

DXプラットフォーム 2部の崔です。

今回はStartStopV2を利用してAzureの仮想マシンを複数な状況でも自動起動停止できる方法を共有します。

 

構成図

【補足】上記構成はサーバーAのみ設定した状態で、サーバーB、サーバーC以降存在する場合はSwitchと配下のCaseを1セットを追加する必要があります。

 

 

流れ

構成図をご覧になるとわかると思いますが、流れとしては以下となります。
①Recurrenceで起動時間と曜日を指定
②Conditionで自動起動停止する時間範囲を指定
③Switch2で実行時の曜日を取得
④取得した曜日と一致するCaseが実行される
⑤実行されるCaseの配下にあるScheduledが実行され、VMが起動/停止

 

Condition追加方法

①「Recurrence」下にある+ボタンをクリックし、「アクションの追加」をクリック

 

②「Condition」を入力し、表示された「Condition」をクリック

 

 

③「fx」をクリック

④以下関数を登録して「追加」をクリック

convertFromUtc(UtcNow(), ‘Tokyo Standard Time’, ‘HH:mm’)

 

⑤「is greater than」を選択し、値に起動時間の最小値を設定

例えば10時起動したい場合、9:57を指定

 

 

⑥「new item」をクリック

 

⑦「Add now」をクリック

 

⑧「fx」をクリック

⑨以下関数を登録し、「追加」をクリック

convertFromUtc(UtcNow(), ‘Tokyo Standard Time’, ‘HH:mm’)

 

⑩「is less than」を選択し、値に起動時間の最大値を設定

例えば10時起動したい場合、10:03を指定

すると9:57~10:03に起動/停止することになります。

 

Switch追加方法

①Trueの配下にある+ボタンをクリックし、「アクションの追加」をクリック

②「Switch」を入力し、表示された「Switch」をクリック

 

 

③「fx」をクリックし、以下関数を登録後、「追加」をクリック

 

dayOfWeek(convertFromUtc(utcNow(), ‘Tokyo Standard Time’))

 

 

Case追加方法

①Switch配下の+ボタンをクリックし、Equalsに以下曜日の数字を登録

月曜日:1

火曜日:2

水曜日:3

木曜日:4

金曜日:5

土曜日:6

日曜日:0

 

Scheduled追加方法

①Case配下の+ボタンをクリックしてCaseを追加後、「アクションの追加」をクリック

 

②「Function-try」を入力し、「Choose an Azure function」をクリック

 

③自動起動停止対象があるリソースグループを選択

 

④最後が「Scheduled」で終わるものを選択

 

⑤「Add action」をクリック

 

⑥追加されたものを開き、以下コードを登録 ※緑色は1台目のVMのリソースID、赤色は2台目のVMのリソースID

※停止の場合「”Action”:”start”」を「”Action”:”stop”」に修正必要です。

※1台目と2台目の間にカンマがありますので、1台のみ登録時にはカンマの削除してください。

 

{
“Action”: “start”,
“EnableClassic”: false,
“RequestScopes”: {
“VMLists”: [
“/subscriptions/c82cxxxx-0exx-4xxx-8xxx-e20xxe2b4xxb/resourceGroups/test-rg/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/test-vm01”,
“/subscriptions/c82cxxxx-0exx-4xxx-8xxx-e20xxe2b4xxb/resourceGroups/test-rg/providers/Microsoft.Compute/virtualMachines/test-vm02”
]
}
}

 

 

⑦「Save」をクリック

 

最後に有効することで自動起動/停止設定が完了です。

 

以上です。

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