はい。
Azure SQL Database には、毎月一定の制限付きで無料利用できるプランがあります。
検証や開発に利用可能です。
無料枠について説明されたMSの公式ドキュメントは以下です。
Azure SQL Database を無料でデプロイする
Azure SQL Database の無料プランに関する FAQ
ドキュメントのとおりですが、以下に概要と注意点を記載しました。
無料プランの特徴
- 1 つのサブスクリプションに最大 10 個のデータベースを含めることができる
- 各データベースの月間使用量は、100,000 仮想コア秒(※1)、32 GB のデータ ストレージ、32 GB のバックアップ ストレージまで
- 無料サービスの制限を超えない限り、課金は発生しない(※2)
※1・・・重たい分析クエリ(JOIN + GROUP BY)でCPU占有率が1秒ぐらいだと、ざっくり想定しても、月に10万回の処理が実行できるので、開発や検証として使うには十分だと思います
※2・・・「無料枠を超過した場合の設定」にご注意ください
利用方法
SQL データベースを作成する際、以下のような「Apply offer」という表示が出る場合、無料枠を利用可能です。以下の「Apply offer」をクリックし、表示が「Remove offer」となれば、無料でSQLデータベースを利用できます。

以下のように「Remove offer」という表示に変われば、無料枠が適用されています。

無料枠を超過した場合の設定
無料枠を適用したSQLデータベースを作成する際、以下のように、
「Behavior when offer limit」(オファー制限時の動作)
という項目で、
「Auto-pause the database until next month」(来月までデータベースを自動一時停止する)
を選択しておきます。
こうすることで、無料枠を超過してしまった際に意図した課金をせずに済むので安心です。

無料枠使用状況の確認方法
無料枠の使用状況は、SQLデータベースの概要欄から確認可能です。「100,000 仮想コア秒」のうちどれだけを使用しているかが表示されます。

使用状況が気になる方はこまめにチェックすればよいと思います。無料枠を超過した場合の設定を適切にしておけば課金が発生しないので安心です。