Microsoft Sustainability Managerの固定燃焼での「数量」「商品数量」「燃料の量」の違い

質問

固定燃焼(stationary combustion)において、数量に関係する列が「数量」「商品数量」「燃料の量」と3つある中で、これらの違いと用途別の使い分けを教えてください。

回答

以下の考え方で使い分けを考えると良いかと思います。
「数量」 = 対応する炭素活動の活動量を入力するフィールド
「商品数量」 = 質量またはその他の単位を考慮した算出を行う場合に使用するフィールド
「燃料の量」 = 対応する炭素活動において燃料の量を別で管理するフィールド

スコープ / カテゴリにより認識 (使用) されるフィールド (列) が異なります。

「数量」 = 対応する炭素活動の活動量を入力するフィールド
例えばスコープ 1 の 固定燃焼 では「数量 (Quantity)」フィールドが使用されています。
固定燃焼の場合は燃料の量、工業プロセスの場合は生産量に相当する形となり、Co2排出を計算をするための要素として活動量を記録するフィールドとなります。

「商品数量」 = 質量またはその他の単位を考慮した算出を行う場合に使用するフィールド
一方で、例としてスコープ 3には「数量 (Quantity)」 ならびに 「商品数量 (Goods Quantity)」 フィールドの両方が認識されるものもあります。
これは排出量算出方式の違いに対応するためのもので、排出量の計算に質量またはその他の単位を考慮する必要がある場合は「商品数量」を使用することがあります。
参考:Average data method
https://learn.microsoft.com/en-us/industry/sustainability/calculate-scope3#average-data-method

「燃料の量」 = 対応する炭素活動において燃料の量を別で管理するフィールド
「燃料の量 (Fuel Quantity)」フィールドは対応する炭素活動内の燃料の量を表します。
基本的にはどのスコープならびにカテゴリでも使用されません。
万が一別のフィールドに燃料の情報を保存したい場合に備えて「燃料の量」フィールドが用意されています。

以上より、使用するスコープ/カテゴリや排出量の算出方法に合わせて、それぞれのフィールドを活用することができます。


モダンアプリソリューション部
髙本 寛也

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Microsoft Sustainability Manager導入支援サービス
https://persol-xtech.co.jp/service/msm/

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