Azure Monitorアラートルールのディメンション制限について

1つのアラートルールで複数のAzureリソースを監視できるディメンション設定を利用されている方は多いのではないでしょうか。

ディメンション設定には1アラートルールあたり6000件という制限があるので注意が必要です。

Azure Monitor サービスの制限

(※上記URLの「評価ごとに最大 6,000 件のアラートをトリガー」できる、という部分です)

ディメンション指定に多数のパターンが考えられるような組み合わせを指定していた場合、この制限に抵触します。

例:

上記は、Windowsイベントログ監視において、「Computer」の他に、「ログ出力内容」を指定していた際の注意喚起画面です。ログ内容をディメンション指定することで、1文字でも異なるログが出力された場合、別のアラートとしてトリガーされます。この画像では、「Computer」もディメンション指定している為、「Computer」× 「ログ出力内容」分のパターンのアラートがトリガーされます。

その為、1つのアラートルールで膨大な量のアラートがトリガーされることとなり、「評価ごとに最大 6,000 件のアラートをトリガー」に抵触します。

※なお、アラートルールからトリガーされるアクションをメール通知にしていた場合、1時間に100件というメール通知の方の制限に先に抵触すると思われます。

ディメンション設定を指定する場合、その組み合わせパターンが膨大にならないか、といったことも考慮する必要があるのでご注意ください。

いいね (←参考になった場合はハートマークを押して評価お願いします)
読み込み中...

注意事項・免責事項

※技術情報につきましては投稿日時点の情報となります。投稿日以降に仕様等が変更されていることがありますのでご了承ください。

※公式な技術情報の紹介の他、当社による検証結果および経験に基づく独自の見解が含まれている場合がございます。

※これらの技術情報によって被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負わないものといたします。十分な確認・検証の上、ご活用お願いたします。

※当サイトはマイクロソフト社によるサポートページではございません。パーソルクロステクノロジー株式会社が運営しているサイトのため、マイクロソフト社によるサポートを希望される方は適切な問い合わせ先にご確認ください。
 【重要】マイクロソフト社のサポートをお求めの方は、問い合わせ窓口をご確認ください