ユーザーの資格情報を用いてMicrosoft Graphに接続する際、「Connect-MgGraph」コマンドの初回実行時にサインイン画面が表示されるかと思います。
しかし、その後一度PowerShellを閉じた後に再度「Connect-MgGraph」コマンドを実行すると、サインイン画面が表示されずにそのままMicrosoft Graphに接続できることがあります。
これは、「Connect-MgGraph」コマンドを実行すると実行端末にキャッシュが保存されるために、前に認証した資格情報で接続できてしまうことで起こります。
この場合、認証済みの資格情報が別の作業者にそのまま使用されてしまう、等といったリスクがあるため、一連のコマンド実行後は「Disconnect-MgGraph」コマンドを実行するのが安全です。
なお、接続に伴う資格情報等の手入力を無くしたい場合は、ユーザーの資格情報ではなくアプリケーションの権限を用いてMicrosoft Graphに接続することができます。