いいえ、Azure Backupポリシーを使用したバックアップを取得する場合、既定では対象VMと同一のリソースグループ上に復元ポイントコレクションを作成させることはできません。
その理由は、Azure Backup サービスでは、復元ポイント コレクションを格納するVMのリソースグループとは異なる、「1 から始まる整数」が付与された別のリソースグループ名が生成され、復元ポイント コレクションが格納されるためです。
・Virtual Machines の Azure Backup リソース グループ
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-during-vm-creation#azure-backup-resource-group-for-virtual-machines
(以下抜粋)
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VM バックアップ ポリシーの作成時には、入力としてRG名パターンを指定します。RG 名の形式は <alpha-numeric string>* n <alpha-numeric string> にします。‘n’ は (1 から始まる) 整数に置き換えられ、最初の RG がいっぱいになった場合はスケールアウトに使用されます。
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このため、対象Azure仮想マシンに紐づくリソースグループ名が「AzureRG01」という名前であれば、バックアップ ポリシー設定時のリソース グループ名に「AzureRG01」と入力すると、新しいリソースグループ「AzureRG011」上に復元ポイント コレクショが作成されます。
上記仕様を利用すると、バックアップ ポリシー設定時のリソース グループ名に「AzureRG0」と入力することで、既存リソースグループ「AzureRG01」上に復元ポイントコレクションを作成することができます。
その他の案として、Azure VM Backup を利用せずに、復元ポイント コレクション/復元ポイントのみ作成する方法※で、VMと同じリソース グループ上に、復元ポイント コレクションが作成できます。
・Azure portal を使用した仮想マシンの復元ポイントの作成 – Azure Virtual Machines | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/virtual-machines-create-restore-points-portal
※復元ポイント コレクションのみ利用する場合、バックアップ ポリシーに基づいて定期的に復元ポイントが取得できず、任意のタイミングに復元ポイントが取得可能です。