PowerShellでフォルダーのNTFSアクセス権を設定すると「特殊なアクセス権」となってしまう

Windows OS上のフォルダーのNTFSアクセス権制御はPowershellでも行うことができますが、設定を誤ってしまうと本来GUIで制御した際と同様の設定にはならないことがあります。

具体的には、詳細設定上はGUIで設定したいものであるものの、プロパティ上は「特殊なアクセス許可」に☑がついてしまいます。

 

注意点としては、アクセス制御の引数において「アクセス権の種類」のみならず、ACLの反映規則、つまりアクセス権の適用先もGUIで制御した際と同様の設定になるようにしなければなりません。

例えばGUIで「変更」に☑を入れた時と同じ設定にしたい場合、以下のようにアクセス制御の種類を「Modify」にしたのみでは上記の画像と同じ結果になってしまいます。

(以下は別記事【PowerShell】フォルダーのアクセス権制御 – Cloud Steady | パーソルプロセス&テクノロジー株式会社 の「$Permission」の内容を想定しています)

“$Group_Name”,“Modify”,”None”,”None”,”Allow”

 

本来GUIで「変更」を選択した際、その適用先は「このフォルダー、サブフォルダーおよびファイル」であるため、以下のようにACLの反映規則も設定する必要があります。

“$Group_Name”,“Modify”,”ContainerInherit,ObjectInherit”,”None”,”Allow”
 
なお、PowerShellによるフォルダーのアクセス制御につきましては以下記事をご参照ください。

 

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