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例外設定にすべての秘密度ラベルを指定することで、どの秘密度ラベルとも合致しない(=秘密度ラベルが付いていない)という構成を取ることが可能です。
DLPは、ポリシーに適用場所、ルールに条件・例外を組み合わせて実行内容を決めます。
基本的には以下の例1のように構成します。
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例1)秘密度ラベル[機密情報]が付いたメール本体もしくは添付ファイルを送信する時、送信者の上司を受信者として追加 *1する
ポリシー
・適用場所[ Exchange ]
ルール
・条件[ コンテンツに含まれている – 規定 – 秘密度ラベル – 機密情報]
・例外[ 未構成 ]
・アクション[ 送信者の上司を受信者として追加 ]
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タイトルのように「なんの秘密度ラベルもついてない添付ファイルを送信する時、送信者の上司を受信者として追加する」といった構成を取る場合は、以下の例2のように構成します。
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例2)どの秘密度ラベルもついてない添付ファイルを送信する時、送信者の上司を受信者として追加する
ポリシー
・適用場所[ Exchange ]
ルール
・条件[ ドキュメントのサイズが指定値以上の場合 – 1 bytes ]
・例外[ コンテンツに含まれている – 規定 – 秘密度ラベル – 全ての秘密度ラベル ]
・アクション[ 送信者の上司を受信者として追加 ]
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例2を設定した場合の動作は、ラベルが付いていない添付ファイルを送付する時のみ、上司を受信者として追加することができます。(メール本体にラベルが付いていた場合はアクションは行われません。)
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*1 送信者の Manager 属性が Active Directory で定義されている場合のみ機能します。CCかBCCにするかは指定可能です。DLP ポリシーのアクション(MS 公式Documents)