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M365グループにて受信したメールを、メンバーの個人メールボックスへ配信する設定を有効にすると個人メールボックスへも届くため、M365グループを確認せずに済みます。配布グループのような運用ができ、且つM365グループはメールボックスの実体もあるためメールも残る利点があります。
この設定を行うには、PowerShell にて管理者でログインし、以下の設定を実施します。
■ 作成済み M365グループの既定の購読設定をオンにする
Set-UnifiedGroup -Identity <M365グループのアドレス> -AutoSubscribeNewMembers:$True
※上記コマンドを実行することで、今後新たに追加されるメンバーの購読設定が既定で有効となります。
■ 既存のメンバーに対して購読設定をオンにする
上記は新たなメンバーに対しての設定のため、既存メンバーでは購読設定がオンになりません。
既存メンバーへの設定を有効にするには、以下の設定を実施します。
1.M365グループの特定のメンバーの購読を有効化するコマンド
Add-UnifiedGroupLinks -Identity “<M365グループのアドレス>” -LinkType Subscribers -Links “<購読を開始させたいユーザー名>”
2.M365グループのすべてのメンバーにて、購読を有効化するコマンドレット
$Group = “M365グループのアドレス”
Get-UnifiedGroupLinks $Group -LinkType Member | % {Add-UnifiedGroupLinks -Identity $Group -LinkType subscriber -Links $_.Guid.toString() -Confirm:$false}
※2 行目で全てのユーザーに対する購読開始処理を実行します。
※ 無効化にする場合は 2 行目の Add-UnifiedGroupLinks を Remove-UnifiedGroupLinks に置き換えます。
■ 参考URL
グループを管理するための一Microsoft 365タスク | Microsoft Docs
Set-UnifiedGroup (ExchangePowerShell) | Microsoft Docs
Add-UnifiedGroupLinks (ExchangePowerShell) | Microsoft Docs