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【対象者】
Windows VM をサーバーとして扱う際,Windows Update による更新・再起動等が起因で運用環境に及ぼす影響を制御したい方向け
【設定方法】
Windowsマーク+Rを押下し[gpedit.msc]と入力.(ローカルグループポリシーエディターが開く)
管理用テンプレート > Windows コンポーネント > Windows Update にて設定ができます.
Windows Update 項目の表示が見当たらない方は以下をご覧ください.
【事象】
Azure 上で Windows VM をデプロイし,日本語化を実施.
その後,ローカルグループポリシーエディターで管理用テンプレート内の「 Windows Update 」を探すと,項目がなくなっている事象が確認されています.
【原因】
Azure でデプロイを行った Windows VM の OS イメージは,あらかじめ更新プログラムがほぼ最新の状態となっており,この状態は,管理用テンプレートの構成ファイルである *.ADMX ファイルや言語ファイルである英語フォルダ( en-us )の *.ADML ファイルが最新状態ということとなります.
英語 OS 環境を日本語化する際,言語パックのインストール実施と共に,日本語フォルダ( ja-jp )の *.ADMXファイルに定義されている内容が *.ADML ファイルに存在しないことがローカルグループポリシーエディターに表示されない原因となります.
【対策】
- Windows Update を実施し最新の状態に更新
- Microsoft の Web サイトよりグループポリシーの管理用テンプレートをダウンロードし,既存の *.ADML や *.ADMX ファイルが格納されているフォルダと置き換える(置き換え手順は後述)
【置き換え手順】
- 以下の Microsoft Web サイトリンクから OS バージョンに該当する管理用テンプレートをダウンロード
Windows でグループ ポリシー管理用テンプレート用のセントラルストアを作成および管理する方法
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3087759/how-to-create-and-manage-the-central-store-for-group-policy-administra - ダウンロードした MSI ファイルを実行し展開
※格納先フォルダを控える - 格納先を開き,PolicyDefinitions フォルダをコピー.既存フォルダ(c:\windows\PolicyDefinitions)とフォルダごと置き換える
※既存フォルダは別の場所に保存・リネーム等をお勧めします
※一部ファイルや一部フォルダのみの置き換えは想定されていません
※OS 再起動は不要
置き換え手順実施後,ローカルグループポリシーエディターを一度閉じてから再度開き,改善されていることを確認する.