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Azure では,各リソースに対するアクティビティログやAzure AD の監査ログなど,
ログデータをストレージアカウント等にエクスポートを行うことができます.
設定したリテンション期間を超えてもログが残っている場合について,
以下にリテンション期間についてまとめましたので,解決の糸口になればと思います.
・リテンション期間を1以上に設定した場合,エクスポートされるログに有効期限日(保持期間)が付加される.
・出力されたログに対して,一度設定された保持期間の変更は不可.
・リテンション期間は日単位(UTC)で適用される.
・23:59(UTC)をもってリテンション期間日を超過したログは翌日0:00(UTC)より削除対象となり,削除まで最大24時間かかることがある.
例1)
保持期間を180日に設定したのちに,24時間後に365日に設定変更を行った場合
最初の24時間の間に保存されたログは180日後に削除され,後続のログは365日後に削除されます.
設定変更を行った場合でも,最初の24時間の間に保存されたログは,180日しか保持されません.
例2)
リテンション期間を1日に設定した場合
1. 5/28 12:00(UTC)にログデータがエクスポートされる
2. 5/29 23:59(UTC)の時点でリテンション期間を超過
3. 5/30 0:00(UTC)から削除プロセス開始
4. 5/30 23:59(UTC)までに削除
備考:
アクティビティログをストレージアカウントにエクスポートした際のストレージアカウント内のコンテナー名について
[アクティビティ ログのエクスポート (プレビュー)] を使用した場合は,[insights-operational-logs]
[診断設定] を使用した場合は,[insights-activity-logs] にエクスポートされます.