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最近マイクロソフトから2023年3月1日までクラシックリソースをARMに移行するよう通知がありましたが、未だクラシックリソースが存在している環境においてはPowerShellでクラシックコマンドでAzureに接続する機会もあるかと思います。
今回はサブスクリプションへの権限があるにも関わらず、サブスクリプションが表示されずに選択できない場合の対処法を記載します。
結論から先に記載すると、サブスクリプションが表示されないのは”管理証明書”がローカルに存在していないことが原因です。
以下に管理証明書を入手する方法を含んだAzureへの接続方法を記載します。
①次のコマンドでAzureに接続します。
Add-AzureAccount
②次のコマンドで権限が付与されているサブスクリプション一覧を表示します
Get-AzureSubscription
③ここでアクセスしたいサブスクリプションが表示されない場合、次のコマンドで管理証明書を入手します。
Get-AzurePublishSettingsFile
④Webブラウザーが起動しAzureへのサインイン画面が表示されます。
サブスクリプションにアクセス権のあるアカウントでサインインします。
2020/7/9追記
※この作業を実施する前に ディレクトリの切り替え > 既定のディレクトリの設定 にて対象のサブスクリプションを選択しておく必要があります。
⑤「公開設定のダウンロード」をクリックすると以下のような .publishsettings ファイルがダウンロードできます。
Windows Azure MSDN – 2020_2_19 13_39_48 – credentials.publishsettings
※サンプル名称です。
⑥次のコマンドで管理証明書をインポートします。
Import-AzurePublishSettingsFile “.\Windows Azure MSDN – 2020_2_19 13_39_48 – credentials.publishsettings”
⑦Get-AzureSubscription コマンドで再度サブスクリプションを確認すると、管理証明書をインポートしたサブスクリプションが新しく表示されるようになります。Select-AzureSubscription コマンドでサブスクリプションを選択して作業が実施できるようになります。