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1. 概要
オンプレミスで作成したLinuxOS をイメージアップロードしたVM が一定期間経過した後、OS 再起動を行うと1 時間くらい起動しない事がある。 調べると起動時にファイルシステムチェック( fsck )が実行されていて、完了するまでOS 起動ができない。
Tips
Azure 上でfsck が実行された場合、SSH での接続ができないので、Azure のシリアルコンソール機能で確認するしかない。
2. 原因
LinuxOS をインストールする際、既定で6 か月単位で再起動時に1 回fsck が実行されるように設定されています。
3. 対応方法
「/etc/fstab 」のファイルを編集します。
「/etc/fstab 」のfsck order 列の数字を「 0 」に変更します。 逆に「 1 」しくは「 2 」に変更した場合には自動実行されます。
「 1 」はmount-point が「 / 」の場合、「 2 」はmount-point が「 / 」以外の場合となります。
4. 実行例
下記に実行例を記述します。
「 /etc/fstab 」で「 1 」もしくは「 2 」から「 0 」に変更します。編集は「 vi 」コマンドを使います。
5. fsck 実行間隔の確認
定期的に実行されるfsck の実行間隔は、「 tune2fs 」コマンドで判ります。
実行コマンド:tune2fs -l “デバイス名(例:/dev/sda1)”