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Azure Active Directory 管理センターのユーザー権限に表示されている、Azure Active Directory と Azure Active Directory (セルフサービス) の違いは以下となります。
・”Azure Active Directory” と表示されているユーザーは、管理者によって作成されたユーザーになります。
・”Azure Active Directory (セルフサービス)” と表示されているユーザーは、セルフサービス サインアップによって作成されたユーザーになります。
セルフサービス サインアップとは、ユーザーが Azure Active Directory (以下、 Azure AD) による認証を必須とするサービスの利用を開始する際に、 Azure AD にそのユーザーが存在しなかった場合、自動で Azure AD にユーザーが作成される仕組みです。
セルフサービス サインアップ でユーザーが自動で作成される操作としては、 Azure AD に存在しないユーザーで Power BI へサインアップした場合や、Azure AD に存在しないユーザーをゲストとして招待するなどが挙げられます。
なお、参考情報になりますが、 セルフサービス サインアップでユーザーが自動作成される際に、そのユーザーに紐づく Azure AD ディレクトリが存在しない場合、”管理されていない Azure AD ディレクトリ” が作成されます。
“管理されていない Azure AD ディレクトリ” はグローバル管理者が存在しないテナントになります。
セルフサインアップに関する詳細に関しては、以下の公開情報に記載されていますので、必要に応じてご参照ください。
[Azure Active Directory のセルフサービス サインアップについて]
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/users-groups-roles/directory-self-service-signup
=====一部抜粋=====
用語と定義
・セルフサービス サインアップ:ユーザーがこの方法でクラウド サービスにサインアップすると、電子メール ドメインに基づいた ID が Azure AD に自動的に作成されます。
・管理されていない Azure AD ディレクトリ:これは、前述の ID が作成されるディレクトリです。 管理されていないディレクトリは、グローバル管理者がいないディレクトリです。
・電子メール検証済みユーザー:これは Azure AD のユーザー アカウントの一種です。 セルフサービス プランへのサインアップ後に自動作成された ID を持つユーザーは、電子メール検証済みユーザーです。 電子メール検証済みユーザーは、creationmethod=EmailVerified でタグ付けされたディレクトリの通常メンバーです。
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