この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。
直近で更新されたAzure情報の中で、より多くのお客様にメリットのある情報をピックアップしてお知らせします。
Azure Storage で静的 Web サイトの一般提供を開始
Azure Storage で静的 Web サイトを提供できる機能が、全リージョンで一般提供されています。
[Azure Storage で静的 Web サイトの一般提供を開始]
今まではAzure Storageのみでは静的WEBサイトを構築することはできず、Web Apps、あるいはIAASでのWEBサーバを利用する必要がありました。しかし、今後は、静的 WEBサイトであれば、Azure Storageのみで構築可能です。WEBサイトの機能が利用可能なので、例えば、Azure StorageのルートURL(あるいはサブフォルダURL)にアクセスを受けた際にindex.htmlをデフォルトページとして閲覧させるといったことが可能です。WEBサーバのような機能がAzure Storageのみで提供できるのです。
手順の簡易さ、Storage料金のみでWEBサイトを構築できる、という点で非常に費用対効果が高いソリューションだと思います。
ストレージアカウントの種類は Storage v2(汎用V2) を利用すると設定が簡単です。(※)
※v1 でも「$root」というコンテナを手動作成することで静的サイトを構成することは可能でしたが、v2を利用すればポータル上からの簡単な操作で構成可能です(「$web」というコンテナが自動作成されます)
v2 ストレージアカウントを作成すると、Portal上では以下のようにストレージをWEBサイトとして簡単に公開できるような設定が用意されています。
公式ドキュメントは下記です。
[Azure Storage での静的 Web サイト ホスティング]
基本的には、
1.ストレージアカウントを作成する
2.静的WEBサイトの設定をする
3.コンテンツをAzure Storage Explorer などを利用して配置する
という流れで簡単に静的WEBサイトが構築できてしまいます。是非お試しください。
Azure Site Recovery (ASR) を使用した、Availability Zones(可用性ゾーン)にデプロイされた仮想マシンの別のリージョンへのディザスター リカバリーがサポートされるようになりました。
[ゾーンにピン留めした Azure Virtual Machines の他のリージョンへのディザスター リカバリー]
Availability Zones とは、1つのAzure リージョン内で、電源、冷却装置、ネットワーク、などが分離された環境のことです。1つのリージョン内で、別々のデータセンターに仮想マシンを配置することにより耐障害性を向上させます。データセンターレベルで障害対策を可能とするものがAvailability Zonesであると理解いただければと思います。
[同じ地理的クラスタ内の任意の2つの地域間でVMを複製および回復できます]
※「Availability Set(可用性セット)」は同じデータセンター内でマシンラックを分離して耐障害性を向上させるものです。Azure Site Recovery (ASR) で、この Availability Zones に配置された仮想マシンを別リージョンへレプリケーションできるようになった、というのが今回のアップデート情報です。
インプレース復元を使用してAzure VMを元に戻す簡単な方法
仮想マシンの削除 → リストア
の手順を行っていましたが本機能を利用することでディスクのみを復元することが可能になります。
[An easy way to bring back your Azure VM with In-Place restore]
ディスク自体の不具合でも仮想マシンを削除することなく復元するとが可能となりますので、作業リスクを大幅に削減できます。