仮想マシン上でディスク内のファイルを削除した場合、それに応じてストレージ利用料金も減少しますか?

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

ご利用になる仮想マシンのOSにより異なります。

まずWindows Server 2012以上のWindows仮想マシンをご利用の場合は、OSディスク・データディスクともOSの持つトリム機能により、ディスク上のファイルを削除することでその下層にあるページBLOBでも未使用ページが解放され、それに応じてストレージの課金対象容量も減少します。なおOS上でのファイル削除からページBLOBの未使用ページ解放まで時間差が発生する場合があります。

次にWindows Server 2008 R2のWindows仮想マシンのご利用の場合ですが、iSCSI接続ディスクがトリム機能の対象外というOS機能上の制約があるため、SATA接続扱いのOSディスクに関してはOS上でのファイル削除に伴いストレージの課金対象容量も減少しますが、iSCSI接続扱いのデータディスクに関してはファイル削除を行っても一度書き込みが行われた未使用ページが解放されず、ストレージの課金対象容量も過去の最大利用実績から減少しません。

またLinux仮想マシンをお使いの場合はOSディスク・データディスクとも、OS上でのファイル削除に伴いページBLOB上の使用済みページが自動で解放されることはありませんが、ファイル削除後にfstrimコマンドを実行することで未使用ページの解放を手動で行うことができます。

いいね (←参考になった場合はハートマークを押して評価お願いします)
読み込み中...

注意事項・免責事項

※技術情報につきましては投稿日時点の情報となります。投稿日以降に仕様等が変更されていることがありますのでご了承ください。

※公式な技術情報の紹介の他、当社による検証結果および経験に基づく独自の見解が含まれている場合がございます。

※これらの技術情報によって被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負わないものといたします。十分な確認・検証の上、ご活用お願いたします。

※当サイトはマイクロソフト社によるサポートページではございません。パーソルクロステクノロジー株式会社が運営しているサイトのため、マイクロソフト社によるサポートを希望される方は適切な問い合わせ先にご確認ください。
 【重要】マイクロソフト社のサポートをお求めの方は、問い合わせ窓口をご確認ください