強制トンネリングを設定したら仮想マシンにパブリックIP経由で接続できなくなりました。

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

こんにちはDXソリューション統括部の村松です。

 

今回は強制トンネリングを設定した際に仮想マシンへに接続できなくなるといった問題についてお答えします。

仮想マシンへの接続にはプライベートIPアドレスもしくはパブリックIPアドレス経由の2つの方法があるかと思いますが検証用途で一時的に仮想マシンを作成した際はパブリックIPアドレスで接続するのがほとんどではないでしょうか?

 

その際によくあるのが強制トンネリング設定した仮想ネットワークに仮想マシンを作成するとパブリックIPアドレス経由でアクセスできなくなるといった例です。もともとAzureの仮想マシンはAzureの基盤上から直接インターネットに接続しますが、強制トンネリングを設定すると仮想ネットワークのルーティングが変更され、結果的に仮想マシンに対してパブリックIPアドレス経由でアクセスできなくなります。

 

回避策として接続元のグローバルIPアドレスを固定している環境であれば、そのグローバルIPアドレス宛ての通信をAzureの基盤上から直接インターネットにでるよう設定することで強制トンネリング環境でも仮想マシンに対してパブリックIPアドレス経由でアクセスできます。

仮想ネットワークのルーティングの設定方法については以下のドキュメントを参照してください。

 

仮想ネットワーク トラフィックのルーティング
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-networks-udr-overview

 

以上 今回はここまでとなります。またの機会にお会いしましょう!

いいね (この記事が参考になった人の数:2)
(↑参考になった場合はハートマークを押して評価お願いします)
読み込み中...

注意事項・免責事項

※技術情報につきましては投稿日時点の情報となります。投稿日以降に仕様等が変更されていることがありますのでご了承ください。

※公式な技術情報の紹介の他、当社による検証結果および経験に基づく独自の見解が含まれている場合がございます。

※これらの技術情報によって被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負わないものといたします。十分な確認・検証の上、ご活用お願いたします。

※当サイトはマイクロソフト社によるサポートページではございません。パーソルプロセス&テクノロジー株式会社が運営しているサイトのため、マイクロソフト社によるサポートを希望される方は適切な問い合わせ先にご確認ください。
 【重要】マイクロソフト社のサポートをお求めの方は、問い合わせ窓口をご確認ください