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はじめに
Azure Monitor Workbooksを開設した日本語のブログ等のサイトがあまりありませんでしたので、
ざっくりとした説明とデプロイまでの手順を紹介したいと思います。
Azure Monitor Workbooksとは
Azureポータル上で、Azure上の様々なリソース(データソース)を、様々な形式で視覚化(視覚エフェクト)するツールとなります。
平たく言うと、Azureポータル上で、Azure上の様々なリソースデータをグラフやテキスト等表示したい方式でレポートできるツールです。
より詳しい情報は公式ドキュメントを参照ください。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/visualize/workbooks-overview
現時点で利用できるデータソースと視覚エフェクトの一覧は下図のとおりです。
デプロイ手順
デプロイはAzureポータルからのデプロイやARMテンプレートでのデプロイが可能ですが、
今回はAzureポータルからのデプロイ手順を紹介します。
※Azureポータル上の操作となります。
①ブックを新規に作成
Azureポータル > モニター > ブック
「新規」をクリック
②テキストの追加
「追加」をクリックし、「テキストの追加」をクリック
テキストをテキストフィールドに入力
入力後「編集が完了しました」ボタンをクリック
③ブックの保存
名前を付けて保存(保存アイコンが2個のもの)から作成したブックを保存
保存する際には、「タイトル」「サブスクリプション」「リソースグループ」「場所」の入力が必須となります。
テキストを追加しただけとなりますので、例として
仮想マシンの「Abailable Memory Bytes」と「Percentage CPU」のメトリックから
グラフデータを作成してみます。
④仮想マシンのメトリックの追加
追加ボタン> メトリック追加をクリック
「リソースの種類」プルダウンメニューから「仮想マシン」を選択
「メトリックのスコープ」プルダウンメニューから「リソーススコープ」を選択
「仮想マシン」プルダウンメニューから取得する仮想マシンを選択(複数選択可)
「時間の範囲」プルダウンメニューから表示期間を選択
「視覚化」プルダウンメニューからグラフの種類を選択
「サイズ」プルダウンメニューからグラフのサイズを選択(最小 小 中 大 最大から選択)
「カラーバレッド」プルダウンメニューから色を選択(デフォルトは自動)
「メトリックの追加」をクリックし、下記項目を入力/プルダウンメニューから選択する
メトリック設定の選択画面
「名前空間」プルダウンメニューから選択
「メトリック」プルダウンメニューから「メトリック」選択
「集計」プルダウンメニューから選択(選択項目:カウント 平均 最小値 最大値 合計)
「表示名(省略可能)」に任意の表示名を入力(必要時)
「保存」ボタンクリック
設定完了後、「メトリックの実行」ボタンをクリックしてグラフ表示されることを確認します。
Abailable Memory Bytesと「メトリック設定の選択」画面
Percentage CPU
おわりに
今回はAzure Monitor Workbooksを簡単に紹介させていただきました。
Azure Monitor Workbooksを利用して、日々のAzureリソース確認で活用したり、
月次の稼働状況のレポート等運用現場で利用できると思いますので、一度触ってみてはいかがでしょうか。