Azure Spring Appsにデプロイしてみよう

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 1. はじめに

こんにちは。西日本クラウドテクノロジー部の三輪です。

今回はAzure Spring Appsについて、初心者向けにデプロイまでの手順を解説したいと思います。

 2. Azure Spring Appsとは

Azure Spring Appsとは、その名の通りSpring BootアプリケーションをAzureにデプロイすることができるサービスです。したがって他のAzureサービスと組み合わせることが可能なので、ストレージやデータベース、監視などの利用を容易に行うことができます。

 3. 準備するもの

  • JARファイル形式のSpring Boot アプリケーション。
    ※今回は公式が用意しているテスト用のJARファイル(hello-world-0.0.1.jar)を使用します
    ※こちらのファイルは「Hello World」が出力されるだけの簡単なアプリとなっています
    https://github.com/Azure/spring-cloud-azure-tools/releases

 

 4. Azure Spring Appsサービス作成

  1.  Azureポータルから Azure Spring Appsを選択

  2.  作成を押下
  3. リソースグループとサービスの名前とプランを設定し、確認と作成を押下
  4. 作成を押下
  5. 作成したリソースグループにAzure Spring Appsが作成されていれば完了です

 5. Springアプリケーションのデプロイ

  1. 作成したAzure Spring Appsのアプリに移動し、「アプリの作成」を押下
  2. アプリ名とランタイムプラットフォームを入力し、「作成」を押下
    ※公式のJARファイルをデプロイする場合はランタイムプラットフォームに「Java17」を設定してください
  3. Powershellで以下のコマンドを実行し、Azure環境にログインします

    az login

  4. 以下のコマンドを実行し、アプリをAzure上にデプロイします

    az spring app deploy –resource-group <リソースグループ名> –service <4.4で作成したAzure Spring Appsサービス名> –name <5.2で作成したアプリ名> –artifact-path <jarファイルパス>

  5. 以下のように出力されればデプロイ完了です
  6. Azure Spring Appsサービスのアプリ上でもデプロイ状態が「デプロイ済み」になっていれば成功です

 6. 動作確認

  1. デプロイしたアプリ→テストエンドポイントから動作確認をすることができます