社外ユーザーとのコミュニケーションとセキュリティ<Microsoft365で実現しよう> ~Exchange編~

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

お疲れ様です。 <前回見てない方はこちらもどうぞ>
今回はExchangeOnlineに関する社外ユーザに対する設定を見ていきましょう!
ExchangeOnlineとはマイクロソフトのメールサービスになります。
メールは現在業務で利用している企業様はまだまだ多く、社内・社外ユーザー間の情報連携が頻繁に行われます。

メールを業務で利用する場合、特に社外とのやり取りで警戒したいのが以下のような事故です。
 ・フィッシングやマルウェアを含んだメールが受信されてきて、メールに添付されているファイルやURLリンクを開き、PCがウイルス感染してしまった
 ・本文や添付ファイルに社外秘の情報が含まれているものを誤送信してしまった etc

上記のような事を未然に防ぐために、Microsoft365によるメールの対策や予防策を考えていきましょう

対策1.脅威ポリシーを設定しよう

フィッシングメール、迷惑メール、マルウェアなど社外からは不審メールや中には攻撃メールがあります。
こうしたメールを未然にブロックするためのポリシーを設定しましょう。こちらはMicrosoft Defender for Office365 プラン1があれば、設定できます。
セキュリティ/コンプライアンスセンター「http://protection.office.com」の[脅威の管理]-[ポリシー]から設定を行います。
 「フィッシング対策」「迷惑メール対策」「マルウェア対策」「安全な添付ファイル」「安全なリンク」のポリシーが設定可能です。フィッシング、迷惑メール、マルウェアは既定でポリシーが入ってますが、ブロックするファイルの種類など追加する場合は、追加でポリシーを作成しましょう。
「安全な添付ファイル」「安全なリンク」は既定でポリシーがないため、是非追加で作成しましょう

対策2.データ損失防止(DLP)ポリシーを設定しましょう

情報漏洩対策として社外に対して機密情報を含んだメールや添付ファイルがある場合に検知、またはブロック、フリーアドレスからの受信メールをブロックするなど送受信対策のポリシーを設定しましょう
Exchange管理センター「https://outlook.office365.com/ecp」にて「コンプライアンス管理」-「データ損失防止」より設定できます。

まずはDLPポリシーを作成しましょう。ポリシー名や状態、モードを指定します

次はルールです。ここで、検知する条件を指定します
上記ルールは宛先に組織外を指定した場合にポリシーヒントを送信者に通知する というルールです。
組織外にメール送信する場合にヒントを通知することで、踏みとどまって確認して頂くという考えで誤送信対策の一環になると考えております。

対策3.攻撃シミュレータで”人”への対策も行いましょう

システムによる対策で必ずしも対策が万全というわけではありません。時が経てば新しい攻撃やメールが生まれ、システムを突破してしまう事態も考えられるからです。システムが守ってくれるので安心と”人”が油断して災害になる可能性も十分考えられます。そのため、”人”の対策、トレーニングは施策として必要になります。Microsoft365でも攻撃シミュレータでトレーニングできます。
セキュリティセンター「https://security.microsoft.com/homepage」から「攻撃シミュレーションのトレーニング」から実施可能です。フィッシングメールやマルウェアなど様々なトレーニングプログラムを設定することが可能です。

また、メールに関して”人”の対策・教育として、弊社でも標的型メール攻撃訓練サービス「https://www.persol-pt.co.jp/targeted-attack/」をご提供しております。
Eラーニング教育メニューもございますので、是非こちらもご興味ありましたら、お気軽にお声がけくださいませ!!

今回はここまでとなります。最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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