1. はじめに
こんにちは。NewITソリューション部です。
昨今、様々な業務分野において、Copilotという生成AIが注目を集めています。
CopilotとはMicrosoft社が開発した生成AIツールであり、様々なMicrosoft製品と組み合わせて活用できるのが特徴です。
今回は、Copilotの主要な機能や特徴に加え、Copilotを用いた様々なツール(Microsoft 365 CopilotやCopilot Studio)での比較、活用方法などを紹介します。
2. Copilotとは
「Copilot(コパイロット)」とは、Microsoft社が提供する生成AIツールのブランドであり、ChatGPTを開発したOpen AI社が提供している生成モデル「GPT」を元に開発されています。
文章の作成や要約、データ整理などの作業をCopilotがアシスタントすることにより、ユーザーの作業効率をサポートします。
言語を理解してユーザーの要求に応じられるAIチャットツールとしては他にもOpen AI社の「ChatGPT」やGoogle社が提供する「Gemini」など様々な種類が存在していますが、Copilotの場合、単純なAIチャットツールとしてのみでなく、Microsoft社が提供する様々なアプリやソフトウェアと連携させることにより、日々の業務効率や生産性向上に繋げることのできるツールとなっている点が特徴であると言えるでしょう。
3. Copilotの主な機能
生成AIツールは日々進化を続けており、普段の業務活用として生成AIツールを導入する企業も増えてきています。
Copilotとして出来ることは多岐に渡りますが、その中でよく用いられる機能や使い方については以下のようなものが挙げられます。
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- リアルタイム検索に基づく文章生成
- テキストからの画像生成や画像認識
- 音声解析によるテキスト変換、音声出力
- Microsoft 365との連携
リアルタイム検索に基づく文章生成
ユーザーからの様々な質問に応じて、生成AIが回答を行います。例えば、「~の企画を検討したいんだけど何かアイデアある?」といったような、通常の検索エンジンとは異なる曖昧な文章形式であっても回答を得ることができます。
また、質問に対する回答だけでなく、その時々の場面や相手に対応した文章の作成も可能です。
Copilotで生成される回答は、基本的に一般公開上でたどり着けるサイトの情報などを参考にしているため、情報の真偽や文章の独自性に関しては、吟味が必要です。
テキストからの画像生成や画像認識
Copilotで生成したい画像の特徴やイメージなどを入力すると、指示文章に合った画像を生成します。
指示に含める内容をより具体的にしたり、生成された画像に追加で指示を行うことによって、より自分のイメージに近い画像を生成できるようになります。
また、Copilotの画像認識では、手元の画像をアップロードした上で「この画像内容について教えて」等といった質問を行うことも可能です。
音声解析によるテキスト変換、音声出力
Copilotでは、マイクやヘッドフォンを接続することで音声入力と内容に基づく回答の生成が出来るようになっています。生成される回答もテキストと音声の両方で提供されます。
さらに、音声解析機能を利用することで、音声ファイルの文字起こしや要約も可能です。会議やセミナー・商談などの音声ファイルを文字起こしするような活用機会は多いと言えるでしょう。
Copilot以外にも音声ファイルの様々な処理が行えるツールはありますが、情報検索や画像出力などの機能と同時並行で活用できるのが利点の一つと言えるでしょう。
Microsoft 365との連携
有料版の「Microsoft 365 Copilot」であれば、Microsoft 365の様々な製品と連携してCopilotを利用することができます。指示を入力することで、例えばWordの文章作成やPowerPointのスライド作成などの操作が出来るようになります。
Copilotによって生成された資料が、必ずしもそのままビジネス利用できるものになっているとは限りませんが、検討の前段階としての情報整理やアウトプットには役立つと言えるでしょう。
4. Microsoft 365 CopilotとCopilot Studioの違い
Copilotを使ったツールとしては様々なものが存在しており、それぞれの違いや活用方法、使い分け等に迷うことも多いかと思います。
そこで今回は、Copilotツールとして用いられることが多い「Microsoft 365 Copilot」と「Copilot Studio」について、それぞれの機能を下記にまとめてみました。
Microsoft 365 Copilot
Microsoft 365 Copilotとは、従来のMicrosoft 365 アプリケーション(Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teams等)に自然言語処理モデル「GPT」を搭載したAIサービスです。
序章で説明した「Copilot」のイメージに最も近いサービスであり、Microsoft 365 Copilotは主に下記の機能で構成されています。
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- ChatGPTにも搭載されている、大規模言語モデル(LLM)
- Microsoft Graph (Microsoftで利用しているデータへアクセスするためのプラットフォーム)
- Microsoft 365のアプリケーション (Word, Excel, PowerPoint, Outlook, Teamsなど)
ユーザーがMicrosoft 365の各アプリケーション上でプロンプト(文章による指示)を入力すると、Microsoft 365 Copilotは大規模言語モデルとMicrosoft Graphによりデータを処理し、業務サポートに最適なアウトプットを提供するような仕組みになっています。
Copilot Studio
Copilot Studioとは、Copilotを活用業務に合わせて拡張・カスタマイズするための開発プラットフォームです。
GUIベースの直感的な操作で開発できる「ローコード」プラットフォームであり、以前「Power Virtual Agents」と呼ばれていたサービスに生成AIである「Copilot」が統合されて現在の形となっています。
Copilot Studioで出来ることは大きく分けて下記の2つになります。
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- Microsoft 365 Copilotの機能拡張
- 独自のカスタムCopilotの作成
① Microsoft 365 Copilotの機能拡張
Microsoft 365 Copilotでは、基本的に組織内のMicrosoft 365データ(メールやSharePoint上のファイル等)しか参照出来ません。
Copilot Studioにより、顧客管理システムとしてのSalesforceや自社内で構築したデータベースなど、様々な範囲での情報連携を行うことができます。
② 独自のカスタムCopilotの作成
Copilot Studioでは、特定のナレッジやデータを開発者が指定することで、指定したナレッジから回答を生成できるようになります。
例えば、社内の業務マニュアルを学習させた場合、社内特有の質問に対して適切に回答できるような「Copilot」を作成することができます。
また、独自に作成したCopilotは、企業のWebサイトや社内ポータルサイト、Microsoft Teamsなどに組み込み利用することが可能です。
5. まとめ
本記事では、Copilotの概要及び、Copilotを使ったツールとして「Microsoft 365 Copilot」と「Copilot Studio」についてそれぞれの機能を解説しました。
Microsoft 365 Copilotは多くのユーザーの生産性を向上させるために既製品ツールとしての側面が多く、一方で、Copilot Studioは自社固有のニーズに合わせてフィットしていくための開発ツールとしての役割が大きいものになっています。
今後、生成AIとしての普及や業務活用が増えていく中で、様々な状況に応じて適切に使い分けていくことが必要なため、本記事を通して少しでもより良いビジネス活用のための一助となれば幸いです。
NewIT部ではAIを活用した業務システムの開発をお受けしております。もしご興味がありましたらお気軽にお問合せください。

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