仮想ネットワークフローログの分析方法

はじめに

”仮想ネットワークフローログ”はあまり馴染みのない機能かもしれませんが、実は、ネットワークの動きを“見える化”する便利な機能です。

本記事では、仮想ネットワークフローログの分析方法についてご紹介していきます。

作成方法については、以下の公開情報をご参考にしていただければと思います。

・公開情報
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/network-watcher/vnet-flow-logs-manage?tabs=portal

 

前提条件

仮想ネットワークフローログが作成済み。

 

分析方法

・手順

1.Azureポータルを開く。

2.仮想ネットワークフローログを作成した際に設定したLog Analytics ワークスペースを検索し、開く。

3.左側のタブから「ログ」を選択する。

 

 

4.表示されるポップアップを全て×で閉じる。

 

 

5.右上に表示されている「簡易モード」を「KQLモード」に変更する。

 

6.クエリを入力し、「実行」を押下する。

 

・クエリの例

アウトバウンド通信を確認する場合

NTANetAnalytics

| where FlowType == “ExternalPublic”

| where FlowDirection == “Outbound”

| where SrcIp == “プライベートIPアドレス”

※プライベートIPアドレスは、分析したいNICに紐づけられているプライベートIPアドレスを入力してください。

 

インバウンド通信を確認する場合

NTANetAnalytics

| where FlowType == “ExternalPublic”

| where FlowDirection == “Inbound”

| where DestIp == “プライベートIPアドレス”

※プライベートIPアドレスは、分析したいNICに紐づけられているプライベートIPアドレスを入力してください。


クエリをカスタムする場合、以下の公開情報を参考にしてください。

・公開情報

https://learn.microsoft.com/en-us/azure/network-watcher/traffic-analytics-schema?tabs=vnet#traffic-analytics-schema

 

終わりに

本記事では、仮想ネットワークフローログの分析方法についてご紹介させていただきました。

仮想ネットワークフローログを設定する機会がございましたら、ぜひ、ご参考にしていただければと思います。

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