初めに

こんにちは。NewITソリューション部の下谷です。
今日はGithub Copilot for Azureを触ってみたのでその紹介をしたいと思います。

Github Copilot for Azure とは、Github Copilotの拡張機能であり、Github Copilotのように質問すると、
既存のAzureのリソースに関する情報やデプロイの方法を提示してくれます。
エージェントモードにも対応しているので、指示を出せばデプロイ方法の提示だけでなく、実施まで行ってくれます。

Github Copilot for Azureの使い方

前提

• Azureのリソースを作成、閲覧できるAzureの環境を1つ持っていること。
• Github Copilot のサブスクリプションを1つ持っていること。
• Visual Studio Codeがインストールされていること。
• Visual Studio CodeでGithub Copilot 拡張機能とGithub Copilot Chat 拡張機能がインストールされていること。

Github Copilot for Azureのインストール

1. Visual Studio Codeを開き、拡張アイコンを押下。
2. EXTENSIONS:MARKETPLACEの上部にある検索欄で「Github Copilot for Azure」と入力。
3. Github Copilot for Azure 拡張機能が表示されたら、押下し、「Install」を押下
   

使い方

使い方は以下の通りです。

1. Visual Studio CodeジョブにあるCopilotアイコン→「Open Chat」を押下。
2. 下部の質問欄に質問を記載。この時、「＠azure」を先頭に記載した後に質問を記載。
   ※「Ask」の箇所を「Agent」に変更することで、エージェントモードを利用可能。
   エージェントモードの場合は「@azure」を先頭に記載せず、質問を記載する必要がある。
   

Github Copilot for Azureを用いてAzureにアプリをデプロイ

前提

• 「Github Copilot for Azureの使い方」の「前提」
• azdコマンドがインストールされていること。

Azureにアプリをデプロイ

実際にGithub Copilot for Azureを用いてAzureにアプリをデプロイしてみました。

1. Visual Studio Codeを開き、Copilotアイコン→「Open Chat」→「＋」を押下、「Ask」を「Agent」に変更」。
   
2. リソースを作成したいテナントとサブスクリプションへのログインを依頼。

3. アプリの作成とデプロイを依頼。以下のように、エージェントがタスクを１つずつこなしながらアプリの作成とデプロイまで行われる。
   ※今回はazdコマンドを使って、Microsoftが提供しているサンプルをアプリとして使っているので、アプリの作成はかなり簡略化しています。
   

最後に

実際に使ってみた感想として、所々躓いたりするので、こちらの補助ありきだなという印象です。
BicepやTerraformの作成でも使ってみたのですが、それらの作成の精度は
Github Copilot 単体よりも精度が出ており、個人的にはその点が非常に嬉しかったです。
あとは、ログイン時やリソースを参照したい時とかは指示出すだけで良いのが地味に便利でした。
コマンドを毎回調べなくてよいのがありがたいです。

以上となります。