はじめに
こんにちは。NewITソリューション部の丸山です。
今回は、Github Copilotを利用して効率的にコーディングを行う方法についてご紹介します。
今回の説明には以下のソフトウェアと拡張機能を使用いたします。
- Visual Studio Code
- GitHub Copilot
- GitHub Copilot Chat
Github Copilotの基本的な使い方
Github Copilotの使い方としては以下のようなものがあります。
例えば、コーディングの初期としてよくあるHello Worldを出力するコードを作成する場合、画面上で右クリックをしてエディター内でのインラインチャットを選択します。

インラインチャットのチャット入力部分に作成してほしいコードがどういうものなのか指示をし、送信ボタンをクリックします。

提案されたコードを確認し問題なければ「同意する」をクリックします。

「同意する」を押下することでファイルに提案されたコードが入力されます。

このような操作を行うことでコードを生成することができます。
Github Copilotでの効率的なコーディングのやり方
ここからは、Github Copilotを使用した効率的な新規コーディングのやり方と手順についてご紹介します。
1. やりたいことの指示をする
画面上部のアイコンを押下し「チャットを開く」をクリックします。

クリックすると画面にチャット用の画面が表示されますので、コード作成の指示を送信します。
この時できる限り具体的な指示ができるとよいですが、具体的な指示が難しい場合は具体的な指示でなくても問題ございません。

送信するとコードが回答されます。

2. 回答をファイルに挿入する
回答されたコード部分の右上のその他の操作をクリックします。

クリックすると「新しいファイルに挿入する」がありますので、こちらをクリックします。

クリックすると新規ファイルとしてコード部分が挿入されます。

3. ファイルに挿入したGithub Copilotから回答されたコードを確認する
挿入されたコードを以下の観点に沿って確認します。
コードが正しいかどうか
まずはコードが正しいかどうか確認します。この時、コードの意図がわからないものやなぜそうなっているか不明なコードがあった場合、公式ドキュメント等を確認、調べることを行います。
足りない項目は無いか
回答されたコードに足りないものが無いか確認します。
例えば、加減計算ができるコードが欲しいのに加算のコードしかなかった場合以下のような操作を行います。この時ファイルは任意の名前で保存して下さい。
修正したいファイルコンテキストを有効にした状態で指示を送信します。

回答されたコード部にファイルに適用するボタンがございますのでそちらをクリックします。

実ファイルに変更部分が追加されますので適用します。

適用することで変更が追加されたファイルになります。

やりたいことができるコードになっているか
例えば、加算を行うコードを作成するように指示を出したのに、実態が減算になってしまっているなど、意図していないコードになってしまっている場合修正を行います。
例えば、加算の結果表示が「合計」になっているのでそちらを減産の結果表示と同じように修正する場合、以下のような操作を行うことで修正を行うことができます。
「エディター内でのインラインチャット」を開きます。

修正内容の指示を行います。

修正内容を確認し問題なければ「同意する」をクリックします。

「同意する」をクリックすることで修正がファイルに反映されます。

上記のように確認、修正を行うことを繰り返すことで、効率的にコーディングを行うことができます。
まとめ
本記事では、Github Copilotを使用した効率的なコーディングのやり方を紹介いたしました。
Github Copilotを使用しコーディングを行い、結果を確認したうえで理解、追加、修正を行うことで、コーディング速度の向上と言語理解の促進を進める事ができます。
ご参考までに、今回使用したインラインチャット機能とチャット機能は筆者は以下のように使い分けております。
インラインチャット:出力するログメッセージを修正するなど明確にどの箇所を修正するか決まっているとき等
チャット:修正方法や修正内容について迷っているときなど明確な修正箇所が定まっていないとき等
弊社にご興味いただけましたら、お気軽にお問合せいただけますと幸いです