Citrix DaaSにおける管理プレーン障害時の耐障害設計

こんにちはDXソリューション統括部の村松です。

 

既にご存知かと思いますが、Citrix DaaSにおいてはAzure上にIaaSとして構成したCloud Connectorを介してCitrixが管理している管理プレーンに接続してVDA(セッションホスト)への接続を管理しています。

 

そのため、Citrixが管理している管理プレーンに何らかの障害が発生してCloud Connectorと管理プレーンの間で疎通がとれなくなると、通常ではユーザーは配信された仮想デスクトップやアプリケーションに接続ができなくなります。

そういった障害に対する耐障害設計としてCitrix DaaSではローカルホストキャッシュという機能があります。

この機能にはCloud Connectorに加えてAzure上にIaaSとして構成したStore Frontが必要になります。

この機能を有効にすると、Cloud Connectorは管理プレーンから取得したデータベース情報をローカルに同期するようになり、管理プレーンにCloud Connectorが接続できない状態になると、Cloud Connector内部のSecondary Brokerを介して、ローカルに同期されたデータベース情報を参照して、ユーザーへのセッションの仲介を継続します。

これによってCloud Connectorと管理プレーンの間で疎通がとれない状態でも、ユーザーは配信された仮想デスクトップやアプリケーションに接続ができるようになります。

 

 

 

 

ローカルにキャッシュの説明および設定方法等の詳細はCitrix社の以下のドキュメント参照ください。

 

<ローカルホストキャッシュ>
https://docs.citrix.com/ja-jp/citrix-daas/manage-deployment/local-host-cache.html

 

以上 今回はここまでになります。またの機会お会いしましょう!

 

 

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