TeamsのWikiをOneNoteに切り替える

はじめに

TeamsからWikiが廃止されます

2023年2月以降、TeamsチャネルのWiki機能が廃止されます。後継としてOneNoteへの移行がアナウンスされました。

 

Microsoft 365 管理センター メッセージセンターにて掲載されています。

[MC496248](一部抜粋)
Wiki が Teams から廃止されることを発表します。OneNote を利用した Teams チャネルを通じてメモを取る機能を提供しています。
2023 年 2 月中旬からロールアウトされます。

現在TeamsでWikiを利用している場合、OneNoteへの移行が必要となります。

※2023/2/20現在、移行機能がリリースされていないため未確認情報が含まれています。確認次第、本記事のアップデートを予定しています。

 

Teams利用のWikiをOneNoteに切り替える方法

現在TeamsでWikiを利用している場合

WikiをOneNoteにエクスポートする方法

Wiki を OneNote ノートブックにエクスポートする
(一部抜粋)Teams は Wiki のサポートを段階的に廃止しています。
既存の Wiki に引き続き アクセスして編集できますが、Teams チャネルで新しい Wiki を作成することはできません。近日中に、Teams と Microsoft 365 で OneNote が有効になっているお客様は、Wiki コンテンツを OneNote にエクスポートできます。

[Wiki] タブを開くと、画面上部に黄色いバナーが表示され、[Get details] をクリックすることでエクスポート画面が表示され、[Export to Notes] よりエクスポートできる動作になるとの情報です。
※2023/2/20 現在、移行機能がリリースされていないため動作確認できていません。

 

・注意点
エクスポートは チームの種類が「パブリック」であるチャネルでのみ使用できます。
Teamsチームは作成時にプライベート、パブリック、組織全体というチームの種類を設定しますが「パブリック」のみがエクスポート可能とのこと。
※2023/2/20 現在、プライベートチャネルのエクスポート方法は確認できていません。


使用しているチームがパブリックかどうかは以下を参照の上ご確認ください。

参考:Teamsチームがプライベートかパブリックかを確認する方法

 

既存Wikiのバックアップ

対象TeamsチームのSharePointサイトにファイルで保存されています。
アクセス方法:

  1. 対象のTeamsチームでファイルタブを開き「SharePointで開く」をクリックする。
  2. SharePointサイトが開くため「サイトコンテンツ」-「Teams Wiki Data」フォルダ内にある対象のチャネル名のフォルダを開く。
  3. Wiki 情報が.mhtファイルとして保管されています。

例えばWikiへのアクセスでメンバーに編集不可とさせたい場合などは、このSharePointフォルダ内でライブラリ設定を開き、ドキュメントライブラリに対する権限を編集することで権限変更が可能です。(親サイトから権限継承している場合には権限の継承を中止してからライブラリ独自の権限を設定します)

 

今後新規でTeamsチームを作成する場合

新規で作成したTeamsチャネルには既定でWikiタブは作成されません。
※2023/2/20 現在、タブの追加(Teamsチームタグにある+ボタンより追加)でWikiタブが追加可能ですが、今後新規で利用する場合にはWikiではなくOneNote利用を推奨いたします。

 

 

TeamsでOneNoteを使う際のTips

OneNoteの基本的な使い方については以下をご参照ください。

OneNoteを使い始めるときの基本手順

 

Teamsで作成できるOneNoteの種類

OneNote は作成方法によって保存場所やアクセス権限が異なります。誰と情報共有するかによって使い分けると便利です。

Teamsで作成できるOneNoteには以下のような種類があります。

①Teamsチームにデフォルトで作成されるOneNote
②Teamsチーム上で新規作成したOneNote
③個人作成のOneNote

 

①Teamsチームにデフォルトで作成されるOneNote

Teamsでは、新規でTeamsチームを作成した際に同時に作成されるOneNoteがSharePointチームサイト上に1ファイル自動作成されています。Teamsチーム内固有で共有する情報などを記載するのに活用できます。権限設定はTeamsチームと同じとなるため、Teamsチームへのアクセス権限のあるユーザーが利用できることになります。

Teamsチャネルタブに追加する際は「(チャネル名)のノートブック」という名称のOneNoteを指定することでタブ表示が可能です。

・保存先
SharePointサイトに移動して左側ヘッダにある「ノートブック」がTeamsチームに既定で作成されているOneNoteとなります。

 

②Teamsチーム上で新規作成したOneNote

・新規OneNoteファイルを作成しTeamsチャネルにタブ表示させる方法

タブの追加(Teamsチームタグにある+ボタンより追加)でOneNoteタブが追加可能です。
「新規ノートブックを作成」をクリックしファイル名を設定します。「保存」をクリックするとOneNoteがタブに追加され、Teamsタブ上で編集が可能です。

・保存先

OneNoteの保存先は、ファイルタブになります。
SharePointサイトに移動して左側ヘッダにある「ドキュメント」内のチャネル名フォルダに保存されます。

 

 

 

 

③個人作成のOneNote

・Teams上で個人用のOneNoteを作成する方法
「…」(さらに追加されたアプリ)をクリックし、「OneNote」をクリックします。表示されない場合はアプリ検索で「OneNote」と入力して検索します。ここで作成した場合は個人用のOneNoteとなります。

・保存先
OneDrive for Businessの「ノートブック」フォルダーにマイノートブックというファイル名で作成されています。

 

 

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