【第2弾】LAPS設定について

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

前回はLAPSの一番簡単な設定方法とクライアントPCへの自動配布について説明しましたが、

今回は補足として、以下3つのケースに対して説明したいと思います。

 

「LAPSとは?」や基本的な設定方法などについては以下URLで確認してください。

LAPS設定とクライアントPCへの自動配布

 

▼目次

【1】管理する側と管理される側を一つのPCで対応したい

【2】ローカル管理者アカウントを指定したい

【3】デフォルトポリシーでパスワードポリシーが設定されている場合

 

では、詳細設定について説明をはじめます。

 

 

 

 

【1】管理する側と管理される側を一つのPCで対応したい

①インストーラーの設定

ドメイン管理者アカウントでログインし、「Management Tools」と「AdmPwd GPO Extension」を

両方とも「Entire feature will be installed on local hard drive」を選択

 

②ログインアカウント

・管理をしたい場合:ドメイン管理者アカウント、もしくはパスワードリセット権限を付与したアカウント

・管理される場合:ビルトイン管理者アカウント、もしくはLAPSの管理対象として指定した管理者アカウント

 

【補足】

1個のPCで管理用と管理される設定をした場合、原因はまだ特定できませんが、

偶にLAPSに問題が発生して管理用機能がなくなる事象が発生します。

 

事象としては、UIが消えてインストーラも以下と同様、自動的に変更されてしまいます。

 

対処方法としては、両方とも「Entire feature will be installed on local hard drive」を選択することで解決できます。

 

 

【2】ローカル管理者アカウントを指定したい

①グループポリシーから「Name of administrator account to manage」を選択

②「Enabled」を選択

③指定したいアカウントを登録後、「OK」を選択

 

【補足】

アカウントを指定したい場合、以下2点に注意してください。

①LAPSは1個のPCに対して1個の管理者のみ管理できる為、管理したいすべてのPCに同一名前の管理者を作成して指定する

②管理者アカウントを指定すると、ビルトイン管理者アカウントの管理はできなくなる。

 

 

【3】デフォルトポリシーでパスワードポリシーが設定されている場合

デフォルトポリシーでパスワードポリシーを設定した場合、

LAPSのパスワード設定内容をデフォルトポリシーのパスワード複雑度に合わせる必要があります。

そうしないと、LAPSの管理機能は効かなくなります。

 

 

以上です。

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