2021年10月に報告された不審メールについて

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

■はじめに

こちらの記事では各月の月末に、各機関に報告された不審メールやフィッシングメールをまとめていきたいと思います。

弊社では標的型メール攻撃訓練サービスを提供しており、定期的にこちらの記事を更新していきたいと思います。

標的型メール攻撃訓練に関してご質問などございましたら、弊社までご連絡ください。

標的型メール攻撃訓練サービス | パーソルプロセス&テクノロジー (persol-pt.co.jp)

 

■標的型メール攻撃訓練について

疑似的な攻撃メールを送り、URLや添付ファイルを開封したかどうかの調査を行うことを標的型メール攻撃訓練といいます。

訓練を行うことで社員のセキュリティ意識を調査し、そこから従業員への教育を行うことで「人」の強化を行います。

 

■訓練を行う上での悩み

標的型メール攻撃訓練を実施されている企業様も多いかと思われますが、最近弊社には「訓練がマンネリ化してきている」や「どんなメールを送ったらいいかわからない」といった相談が寄せられています。

意味のある標的型メール攻撃訓練を実施するには「最近流行しているメール」と「実際にはどんなメールが来ているのか」を把握しておく必要があります。

標的型メール攻撃訓練では、例えばコロナやインフルエンザといった時期的に開封しやすいメールをお送りしている企業も多いかと思われます。

もちろん時期的に増える攻撃メールでの訓練も、社員に「こういったメールが流行っているので注意するべき」ということを周知する目的では非常に重要なことですが、それはあくまで一時であることをご認識ください。

通年で流行している標的型メールと時期的に増えるメールを交互に継続的に実施することで、より良い訓練になるかと思われます。

自社で訓練を実施している方も、外部に委託している方にも参考になれば幸いです。

標的型メール攻撃訓練の実施でお困りの際は、弊社までご連絡ください。

 

■10月不審メールの傾向

フィッシング対策協議会迷惑メール相談センターで確認したところ、先月に引き続きコロナウイルス」に関するメールが報告されております。

 

特に10月は厚生労働省を騙った特例給付金の案内メールが確認されています。

以下迷惑メール相談センターに公開されている実際のメールとなります。

特例給付金案内として、記載されたURLへアクセスするよう誘導する内容となっております。

 

新型コロナウィルスによる経済影響緩和の為特例給付金のご案内が御座います。↓厚労省特例給付金↓https://*****上記ご登録後厚生労働省特設ページより詳細がご確認頂けます。

 

厚生労働省より機密財源による特例給付金のご案内下記公式LINEよりご確認ください。■公式LINE@*****上記LINE ID検索しお友だち追加し、厚生労働省特設ページより詳細がご確認頂けます。

要注意メール | 迷惑メール相談センター (dekyo.or.jp)

 

昨年度も特別定額給付金を騙ったメールが横行しました。

総務省|特別定額給付金の給付を騙ったメールに対する注意喚起 (soumu.go.jp)

 

■最後に

先月に引き続きコロナウイルス関連のメールが横行しています。

先月は「コロナウイルスワクチン接種」、今月は「特例給付金のご案内」に関連するメールが確認されました。

政府の政策/施策/対策に便乗した、標的型メール攻撃はこの先も続くと思われます。

こういったメールは私も興味関心が高く開いてしまう気持ちも非常にありますが、メールを受信したら、差出人、メールアドレス、本文をよく確認してから開くようにしましょう。

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