この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。
3月20日に実施されたVirtaul event「AccelerateYour Windows Virtual Desktop Deployment」にて、WVDの更新情報が発表されました!
その中から注目ポイントをいくつかご紹介していきます。
(※実装はもうしばらく時間がかかりそうです)
Azure Portalに統合!
待望のAzure Portal対応です。WVDコンポーネントをAzure Portalから管理できるようになりました。これに合わせて、WVDの権限(RDS Owner, Contributor等)もRBACに統合されているかと思います。
WVDのPowershell CmdletがAzure Moduleに統合!
従来は「Microsoft.RDInfra.RDPowershell」というモジュールにてWVDを管理しておりましたが、これがAzure Module(恐らくAz Module)に統合されるとのことです!
Teams対応がGA!
遂にWVD上のセッションホストでTeamsがサポートされました!
従来はオーディオ、カメラのリダイレクトに課題がありましたが、問題なく使うことができるのか気になるところですね。
近々シンクライアント端末もサポート!
シンクライアント端末に対応していなかったWVDですが、近々サポート予定とのことです。これでエンドポイントの情報漏洩対策もばっちしですね。
AzureADグループのユーザー割当に対応!
従来までは一人一人ユーザーを割当てる必要がありましたが、グループ単位での割当てがサポートされるようになりました。これにより、「ADのセキュリティ グループ」→ AADCでAzure ADに同期 → 「Azure ADグループ」単位での割当ができるというわけですね。
近々サービス メタ データの保存場所に日本を選択可能!
従来まではサービス メタ データの保存場所はアメリカ固定でしたが、保存場所に日本を選択できるようになるとのことです。セキュリティ ポリシー上海外にデータを保存できないというお客様も、これを機にWVDの利用を検討してはいかがでしょうか。
Azure Monitor, LogAnalyticsへの統合!
既定で様々なLogAnalyticsのクエリが実装されているようですね。これで障害発生時の原因調査や管理者へのメール発報を簡単に実装することができそうです。
2019年の9月末にGAされたWVDは管理ポータルがないため、Azureの運用に慣れていな方にとっては、敷居の高いサービスとなっていました。しかし、今回のアップデートによって、使い勝手は格段に向上したと言えるでしょう。
今後のWVDアップデート情報にも期待していきましょう。