Azure Virtual Desktop の「セッション ホストの更新」機能について

こんにちはDXソリューション本部の村松です。

今回はAzure Virtual Desktop(以下”AVD”) の「セッション ホストの更新」という機能について紹介させていただきます。

 

「セッションホストの更新」機能とは?

AVDの運用においてマスターイメージの更新を行うことがあるかと思います。
今まで、AVDのマスターイメージの更新には以下のように、既存のホストプールに新しいマスターイメージのセッションホストを追加後、運用担当者にて古いセッションホストのリソースをAD上のコンピュータオブジェクトも含めて個別に削除するといった作業が必要でした。
そのため、VMwareやCitrix等のVDI環境を運用されてた方からすれば、AVDのマスターイメージの更新は少々手間がかかるものでした。

 

 

そこで今回プレビューとして公開されたのが「セッションホストの更新」という機能です。

この機能ではマスターイメージの更新後も同じ既存のホストプール内のセッションホストは、もとのコンピュータ名を引き継ぐことができ、

今まで運用担当者にて手動で行っていた古いセッションホストのリソースを削除するといった運用が不要になります。

 

 

 

「セッションホストの更新」機能を使うための主な条件

この機能を使うための主な条件は以下の通りです。

  • ホストプールはプール型であること
  • Hybrid Entra Join構成であること(Enta ID JoinやAD Joinだけじゃダメみたい…)
  • Azure Virtual Desktop サービスプリンシパルに以下の権限を付与すること

   仮想マシン共同作成者

   デスクトップ仮想化の共同作成者

   ネットワーク共同作成者

   Compute Gallery Image Reader 

 

参考となるドキュメントおよびリンク

「セッションホストの更新」について参考となるドキュメントとリンクについては以下の通りです。

 

Azure Virtual Desktop のセッション ホストの更新 (プレビュー)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-desktop/session-host-update

 

AVDでセッションホストのイメージ更新を試す!(MS社員の方のブログ)
https://www.cloudou.net/azure-virtual-desktop/avd053/

 

以上 今回はここまでになります。またの機会お会いしましょう。

 

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