■はじめに
Microsoft Power Virtual Agentsは、Microsoft Azure上で提供されているチャットボットの作成サービスです。
このサービスを利用することで、開発者はコードを書かずに仮想エージェント(チャットボット)を構築できます。
今回はこのサービスを使って、簡易的なチャットボットを開発してみましょう。
■ライセンス
Power Virtual Agentsは、Microsoft 365ライセンスを所有しているなら、無料で利用できる場合があります。これはTeams上での利用に限られますが、社内の簡単な問い合わせ対応などに有効です。
Web版ではより高度な開発が行え、Teams以外の場所(ホームページやLP)でも公開することができます。
■Teams上での開発手順
1.Teamsのアプリを押下し、検索画面に[Power]と入力する
2.Power Virtual Agents の[開く]を押下
3.Microsoft Copilot Studio で[コパイロット]を押下
4.[新しいコパイロット]を押下
5.チャットボットを使用できるチームを選択
6.[新しいコパイロット]を押下
7.コパイロットで使用する言語を[日本語]にし、[作成]を押下
8.[トピックに移動する]を押下
9.[新しいトピック] [最初から]を押下
10.[トリガーフレーズ]を押下
11.トリガー フレーズで、ボットに、ユーザーがこのトピックについて質問する可能性のあるさまざまなフレーズを入力
※精度を上げたい場合は、似たようなフレーズをいくつか追加します。
例)あなたの好きな色は何ですか。あなたのお気に入りの色はありますか? …etc
12.[メッセージ]を押下して、トリガーフレーズに対する回答を入力
例)私の好きな色は青色です。
13.[保存]を押下
■作成したチャットボットのテスト
[テストボット]にトリガーフレーズを入力し、エンター
■作成したチャットボットの公開
1.[公開]を押下
2.[チャットを開く]を押下
3.[追加]を押下
4.チャット上に表示されたコパイロットを押下し、トリガーフレーズを入力
■最後に
今回はMicrosoft Power Virtual Agents を使って簡易的なチャットボットを開発しました。
社内FAQなどで役立ちますのでぜひ使ってみてください!